Cloudflare、HTTPのVaryヘッダーサポートをCache Rulesで提供開始
We just shipped support for the ugliest part of HTTP: Vary
Cloudflareは、HTTPレスポンスヘッダーのVaryに対応したCache Rulesを全プランで提供開始しました。Varyヘッダーは、同じURLでもリクエストヘッダーの違いによって異なるレスポンスを返す場合に、キャッシュが適切なレスポンスを選択できるようにする仕組みですが、その解釈が複雑でキャッシュ効率を低下させる問題がありました。今回の新機能では、オリジンサーバーがVaryヘッダーでリクエストフィールドを指定すると、CloudflareのCache Ruleで各フィールドの値に対する処理(正規化、そのまま通過、キャッシュバイパス)を細かく設定できるようになります。これにより、キャッシュのヒット率を維持しつつ、異なるリクエストに対応した適切なレスポンスを提供することが可能になります。特に、AcceptやAccept-Languageなどのヘッダーを正規化して、品質値や言語タグの差異を吸収し、キャッシュ効率を高めることが期待されます。Vary: * を指定した場合は、常にキャッシュバイパスとなります。この機能は、Cloudflareダッシュボード、Rulesets API、Terraformから利用可能です。
- CloudflareがHTTPレスポンスヘッダーVaryに対応したCache Rulesを全プランで提供開始
- オリジンがVaryで指定したリクエストフィールドごとに、正規化・そのまま通過・キャッシュバイパスの処理をCache Ruleで設定可能
- AcceptやAccept-Languageを正規化し品質値・言語タグの差異を吸収することでキャッシュヒット率の向上が期待される
- Vary: * 指定時は常にキャッシュバイパスとなる
- Cloudflareダッシュボード、Rulesets API、Terraformから利用可能
CloudflareがHTTPのVaryヘッダー対応Cache Rulesを全プランで提供開始した点は、CDN/エッジ配信のキャッシュ効率という競争軸を強化する動き。AcceptやAccept-Languageの正規化によりヒット率を維持しながら適切なレスポンスを返せるため、顧客のオリジン負荷と転送コスト削減に直結し、CDN事業者の粗利改善や顧客獲得に寄与しうる。ダッシュボード・Rulesets API・Terraform対応で運用組み込みも容易であり、AkamaiやFastly、CloudFrontなど競合CDNとの差別化要因として注目したい。