科学技術・学術審議会情報委員会 第48回会合 議事録
情報委員会(第48回) 議事録
科学技術・学術審議会情報委員会第48回会合がオンラインで開催された。主な議題は「AI研究開発力の強化について」と「生成AIモデルの透明性・信頼性の確保に向けた研究開発拠点形成事業の実績評価」。文部科学省の阿部参事官は、AI for Scienceに加え、Science for AI、Science of AIの重要性を指摘し、国際的なAI研究開発の動向や日本の立ち位置、重点分野、中長期的な方向性について報告した。国立情報学研究所(NII)の黒橋所長は、生成AIモデルの透明性・信頼性確保に向けた事業の進捗を報告。LLM-jpモデルの開発状況、安全性への配慮、国際連携について説明し、AI研究開発人材の育成や、日本がAIを主体的に活用できる基盤構築の重要性を強調した。また、研究データの管理・利活用・流通を支える次世代情報基盤に関するワーキンググループの報告では、実験基盤、研究データ基盤、計算資源、情報流通基盤の一体的な連携による「研究データを中核とした国としてのパイプライン構築」の方向性が示された。具体的には、次期SINETの高度化、AI統合型研究データ基盤の構築、共通認証基盤による一体的な接続連携などが提案された。
- 科学技術・学術審議会情報委員会の第48回会合がオンライン開催され、議題は「AI研究開発力の強化」と「生成AIモデルの透明性・信頼性確保に向けた研究開発拠点形成事業の実績評価」。
- 文部科学省の阿部参事官が、AI for Scienceに加えScience for AI、Science of AIの重要性を指摘し、国際的なAI研究開発動向と日本の立ち位置、重点分野、中長期の方向性を報告。
- 国立情報学研究所(NII)の黒橋所長が生成AIモデルの透明性・信頼性確保事業の進捗を報告し、LLM-jpモデルの開発状況、安全性への配慮、国際連携、AI人材育成の重要性を説明。
- 次世代情報基盤ワーキンググループの報告で、実験基盤・研究データ基盤・計算資源・情報流通基盤を一体的に連携させる「研究データを中核とした国としてのパイプライン構築」の方向性が示された。
- 具体的施策として次期SINETの高度化、AI統合型研究データ基盤の構築、共通認証基盤による一体的な接続連携が提案された。
日本政府のAI研究開発政策の方向性を示す議事録で、直接の企業業績には結びつかないが、AI for Science / Science for AI / Science of AI という重点軸と、次期SINET高度化・AI統合型研究データ基盤・共通認証基盤という国家パイプライン構想が示された点は、国産LLM(LLM-jp)や研究基盤・計算資源・ネットワーク関連の調達先を占う材料になる。文科省・NII主導の予算配分の方向を継続ウォッチしたい。