ULA、アトラス5ロケットでアマゾンLeo衛星29基をケープカナベラルから打ち上げ
ULA launches 29 Amazon Leo satellites on Atlas 5 rocket from Cape Canaveral
2026年5月29日、ユナイテッド・ローンチ・アライアンス(ULA)は、悪天候を乗り越え、アトラス5ロケットでアマゾン(Amazon Leo)のブロードバンドインターネット衛星29基をフロリダ州ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げた。このミッションは「Amazon Leo 7」または「Leo Atlas 07 (LA-07)」と呼ばれ、ULAにとってアトラス5ロケットを使用したアマゾン向け衛星の7回目の打ち上げであり、同社にとってアトラス5ロケットを使用する最後の打ち上げの1つとなった。打ち上げられたロケットはAV-113で、アトラス5ロケットとしては109回目の打ち上げ、5つの固体ロケットブースターを備えたアトラス5 551構成としては22回目の打ち上げだった。アマゾンはULAに合計47回の打ち上げ(ヴァルカンロケット38回、アトラス5ロケット9回)を発注している。アマゾンは、2026年末までに衛星コンステレーションの半分を運用するというFCCの要件を満たすため、約300基の衛星しか軌道上にない状況で、この要件の緩和を申請中である。また、アマゾンはブルーオリジンのニューグレンロケットでの打ち上げを6月4日から予定していたが、ニューグレンロケットの爆発事故により、その計画は延期された。ULAは、アマゾンLeoコンステレーションを支援するアトラス5 551ロケットの最後の打ち上げを2026年7月に予定している。
- ULAがアトラス5ロケットでアマゾンのブロードバンド衛星29基を打ち上げ(LA-07ミッション)
- アマゾンがFCCの衛星コンステレーション運用期限の緩和を申請
- ブルーオリジンのニューグレンロケット爆発事故によりアマゾンの打ち上げ計画が延期
アマゾンがProject Kuiperの展開を加速する中、ULAのアトラス5最終便およびブルーオリジンの事故による遅延が、コンステレーション構築のタイムラインリスクを顕在化させている。現在約300基しか軌道上にない中、FCCの2026年末期限の緩和申請を提出している点は、規制リスクと交渉の行方として注視すべき。ULAからの47回の打ち上げ契約(うちヴァルカン38回)は既存の大口契約の証だが、アトラス5退役後の移行期にヴァルカンの認定・生産が計画通り進むかが、アマゾンの衛星インターネット事業の競争力(Starlink対抗)を左右する重要な要素となる。