Valve、オープンソースRADVドライバーのWindows対応作業に資金提供
Valve Sponsors Work Bringing Open-Source RADV Driver to Windows
Valveは、LinuxゲーマーやSteam Deckで成功を収めているオープンソースのMesa RADV VulkanドライバーをWindowsに移植する作業に資金提供しています。Collaboraの開発者たちは、WindowsのWDDM2統合やAMD Radeon Software Windowsカーネルドライバーへの依存といった課題に取り組みながら、RADVをWindowsで利用可能にしようとしています。この作業では、AMDGPU LinuxカーネルグラフィックスドライバーのWindowsへの移植は範囲外であり、代わりにAMDの公式Windowsカーネルドライバーを利用するために、プロプライエタリなカーネルドライバーのデータ構造などをリバースエンジニアリングしています。最終的には、Windows上のAMDカーネルグラフィックスドライバーへの安定した文書化されたインターフェースが必要となるか、RADVとカーネルドライバーの間に安定したインターフェースを提供するシムライブラリを作成する必要があります。実験的なコードは開発ブランチで公開されており、Counter-Strike 2がWindows上でRADVで動作するデモに成功しています。
- ValveがオープンソースのMesa RADV VulkanドライバーをWindowsに移植する作業に資金提供
- Collaboraの開発者がWindows上でRADVを動作させるためにAMDプロプライエタリカーネルドライバーのリバースエンジニアリングを実施
- Counter-Strike 2がWindows上でRADVドライバーで動作するデモに成功
ValveがオープンソースグラフィックスドライバーのWindows対応に資金提供している点は、WindowsプラットフォームにおけるGPUドライバー市場の競争構造を変える可能性がある。RADVがWindowsで実用化されれば、AMDユーザーにとってオープンソースの選択肢が増え、NVIDIAやAMD公式ドライバーへの独占状態に揺さぶりがかかる。ゲーミングPCやプロフェッショナルグラフィックス用途でのソフトウェアエコシステムの多様化という観点で注視すべき動きである。