Apple M1 GPUの解析とLinuxでの動作完了
Dissecting the Apple M1 GPU, the End
2020年にAppleが発表したM1チップに搭載されたカスタムGPUについて、Linux上での動作を目指すAsahi Linuxプロジェクトの進捗が報告された。開発者は当初、Arm Mali GPU向けのオープンソースドライバPanfrostに携わっていたが、M1 GPUの解析とLinuxへの移植に着手。シェーダーコンパイラの開発やOpenGLドライバの作成を経て、2022年12月にAsahi Linuxでグラフィックスアクセラレーションが実現した。その後、OpenGL 4.6、OpenGL ES 3.2、OpenCL 3.0の各仕様への準拠を達成し、2024年1月にはVulkan 1.3への準拠も完了した。これにより、Proton経由でのゲーム動作が可能となり、Apple GPUにおけるVulkanの動作という「神話」が覆された。開発者は、これらの成果をもってAppleエコシステムから離れる意向を示している。
- Asahi LinuxプロジェクトがApple M1 GPUのLinux移植を完了し、グラフィックスアクセラレーションを実現した
- 2024年1月にVulkan 1.3への準拠を完了し、Proton経由でのゲーム動作が可能となった
- OpenGL 4.6、OpenGL ES 3.2、OpenCL 3.0の各仕様への準拠を達成した
Asahi LinuxプロジェクトがApple M1 GPUのLinux移植を完了し、Vulkan 1.3への準拠を達成したことは、Apple独自GPUアーキテクチャのオープンソースエコシステムへの統合が現実的であることを示す。Apple向けLinuxディストリビューションの実用性が高まり、Appleシリコン市場におけるOS選択肢の拡大が投資判断に影響する可能性がある。