NASAのナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡、主鏡の最終検査を完了
NASA’s Roman Space Telescope Primary Mirror Gets Last Look
NASAのゴダード宇宙飛行センターのエンジニアは、ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡の主要部品である主鏡の最終検査を完了しました。この直径7.9フィート(2.4メートル)の主鏡は、宇宙の物体からの光を集めて焦点を合わせ、ローマン宇宙望遠鏡が宇宙のパノラマ画像を撮影するのに役立ちます。5月20日と21日に行われた検査では、鏡にゴミが付着していないこと、鏡の経路と位置合わせに変更がないことが確認されました。この検査完了により、主鏡は宇宙空間での観測準備が整いました。ローマン宇宙望遠鏡は、2024年9月初旬の打ち上げを目指しており、今回のマイルストーン達成により、計画通り進んでいます。主鏡には、近赤外線を効率よく反射する厚さ約400ナノメートルの銀コーティングが施されています。また、特殊な超低膨張ガラス製のため、温度変化による変形に強く、画像品質を維持します。ローマン宇宙望遠鏡は今後数週間以内にフロリダ州のケネディ宇宙センターへ輸送される予定です。
- NASAゴダード宇宙飛行センターがナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡の主鏡の最終検査を完了した
- 主鏡が宇宙空間での観測準備完了と判断された
- ローマン宇宙望遠鏡は今後数週間以内にケネディ宇宙センターへ輸送予定と発表された
ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡の主鏡検査完了は、2024年9月の打ち上げスケジュールが順調であることを示す重要なマイルストーン。この宇宙望遠鏡はハッブル級の観測能力を持ちながら広視野を特徴としており、ダークエネルギー・系外惑星・銀河形成の研究に革新をもたらすと期待される。NASAの大型宇宙科学ミッションの進捗は、関連する光学・観測機器サプライチェーンや打ち上げサービス事業者への継続的な需要を意味する。特にローマン望遠鏡の主鏡の銀コーティングや超低膨張ガラスといった特殊技術は、今後の大口径宇宙望遠鏡開発にも応用可能であり、宇宙光学分野の技術蓄積という点でも注目に値する。