Wi-Fi 6/6Eアプリケーション向けコンパクト単層3帯指向性アンテナ
A compact single-layer tri-band directional antenna for Wi-Fi 6/6E applications
Wi-Fi 6/6Eシステム向けに、コンパクトな単層・単給電の3帯指向性アンテナが発表された。ターゲット帯域は2.4、5.2、6.0GHzで、周波数比は2.50と大きい。2.4GHz帯のパッチアンテナは、容量性ギャップ、短絡ビア、蛇行セクションにより共振長を33mmから13mm(約61%)に短縮した。5.2GHzと6.0GHzの共振は、近接結合された2つの寄生パッチにより生成される。プロトタイプは0.36λ × 0.36λ × 0.012λのサイズで、測定されたインピーダンス帯域幅はそれぞれ20MHz、90MHz、100MHz、ピーク放射利得はそれぞれ3.1dBi、5.8dBi、6.8dBiであった。このアンテナは、チャンネル固有のWi-Fi 6/6Eリンクに対して、コンパクトで構造的にシンプルなソリューションを提供する。
- Wi-Fi 6/6E向けに、単層・単給電のコンパクトな3帯域指向性アンテナのプロトタイプが発表された。
- 対象帯域は2.4GHz、5.2GHz、6.0GHzで、2.4GHzのパッチアンテナは容量性ギャップ・短絡ビア・蛇行セクションにより共振長を33mmから13mmへ約61%短縮した。
- 5.2GHzと6.0GHzの共振は近接結合された2つの寄生パッチで生成し、外形は0.36λ×0.36λ×0.012λ。
- 測定されたインピーダンス帯域幅は20MHz/90MHz/100MHz、ピーク放射利得は3.1dBi/5.8dBi/6.8dBiだった。
Wi-Fi 6/6Eの3帯域(2.4/5.2/6.0GHz)を単層・単給電でカバーする小型アンテナの研究成果であり、端末・AP側のRF部品の実装面積とコスト削減に寄与しうる。ただし現時点では学術的なプロトタイプ検証の段階で、特定企業の製品化や量産計画には言及がなく、投資判断に直結する材料は限定的。Wi-Fi 7/6GHz帯の普及に伴うアンテナ部品需要の伸びを確認する一助として、今後の製品実装動向を注視したい。