Cloudflare、寄付サービスが1億ドル規模に到達
Cloudflare Impact reaches $100 million in donations
CloudflareのImpactプログラムは、寄付されたサービス総額が1億ドルに達したことを発表しました。このプログラムは、ジャーナリズム、市民社会、地方自治体、選挙管理団体、公立学校など、サイバー攻撃から保護されるべき数千の組織を支援しています。CloudflareのImpactプログラムは、2014年に開始されたProject Galileoを通じて、ジャーナリストや人権擁護者など、オンラインで脆弱な個人や組織に高度なセキュリティサービスを提供しており、現在120カ国以上で3,500以上のドメインを保護しています。2025年には、Project Galileo参加者に対して385億件以上のDDoS攻撃、ウェブサイト脆弱性攻撃、フィッシング攻撃などをブロックしました。また、アテネプロジェクト(2017年)では米国内の440以上の選挙関連ウェブサイトを保護し、カナダ、北マケドニアなど8カ国の選挙管理団体も支援しています。Cloudflare for Campaigns(2020年)では、米国の候補者向けに530以上のウェブサイトに無料のサイバーセキュリティサービスを提供しています。さらに、公立学校、COVID-19対策、ウクライナ政府、公衆衛生クリニックなども支援しています。2026年には、市民社会組織が他のCloudflare顧客よりも頻繁かつ激しく標的にされていることを示す年次報告書を発表しました。最近では、AI時代に適応するための支援として、ジャーナリスト向けのハッカソンを共催し、AIバイアスを分析するツール「AIdas」などが開発されました。また、AIクローラーからローカルニュースを保護するツールや、非営利団体向けのCloudflareクレジット提供、人権団体向けの自動化ツールの開発なども行っています。
- CloudflareのImpactプログラムで寄付したサービス総額が1億ドルに到達した
- Project Galileoは2014年開始で、現在120カ国以上・3,500以上のドメインを保護
- 2025年にはProject Galileo参加者に対し385億件以上のDDoS攻撃・脆弱性攻撃・フィッシング攻撃をブロック
- Athena Project(2017年)で米国内440以上の選挙関連サイトを保護、8カ国の選挙管理団体も支援
- Cloudflare for Campaigns(2020年)で米国の候補者向け530以上のウェブサイトに無料サイバーセキュリティを提供
- AIバイアス分析ツール「AIdas」などAI時代対応の支援ツールを開発、AIクローラーからローカルニュースを保護するツールも提供
Cloudflareの社会貢献プログラムが累計1億ドル規模に達したという発表で、直接の売上・収益指標ではありませんが、同社のセキュリティ事業が公共部門・選挙・報道・非営利といった攻撃を受けやすい領域で事実上の標準インフラになりつつあることを示します。無償提供を通じた裾野拡大は将来の有償転換や公共調達での優位性につながり得る一方、コスト負担と収益への寄与度は不明瞭で、業績インパクトは限定的と見るべきです。DDoS対策やAIクローラー対策など製品ポートフォリオの広がりも確認でき、セキュリティ需要の構造的な強さを裏付ける材料として注目します。