テスラ、特許出願で700kgのダウンフォースを生むリアウイングを備えた新型ロードスターを示唆
Tesla patent shows new Roadster with a hidden 700 kg-downforce rear wing
テスラは、車体とフラットに格納でき、展開時には最大700kgのダウンフォースを発生する2ピースのアクティブリアウイングに関する特許を出願した。このウイングは、次世代テスラ・ロードスターに搭載される可能性が高い。特許出願(US 2026/0285418 A1)は、2025年8月に提出され、2025年3月の出願の継続である。ウイングはメインエレメントと、その前面に配置される小さなリーディングエッジ・スラットの2つの部分から構成される。通常時は車体とフラットに格納されるが、展開時には4バーリンケージなどを介して上下後方に展開する。展開・格納は3秒未満、角度変更は0.25秒未満で可能。高ダウンフォースモードでは時速100マイル以上で700kgのダウンフォースを発生し、DRSモードでは0kgとなる。また、ドラッグ(Cd)を350カウント(0.035 Cd)増加させ、ダウンフォースを1000カウント増加させる。コントローラーは速度、加速度、操舵角、ブレーキ入力、GPS位置、自動運転センサーデータに基づいてウイングを制御し、直線ではフラットに、高速コーナーやブレーキング時には高ダウンフォース状態に切り替える。衝突安全のため、機械的および予測的な2つの安全システムが組み込まれており、後方からの衝撃や衝突が予測される場合にウイングを格納する。このウイングは、2017年のプロトタイプとは異なる形状のロー&ファストバック2+2のデザインと一致しており、2025年3月の出願時期も、2024年後半にマスク氏がロードスターのデザインを最終決定に近いと発言したことと一致する。
- テスラが、車体とフラットに格納でき展開時に最大700kgのダウンフォースを発生する2ピースのアクティブリアウイングの特許を出願した(US 2026/0285418 A1、2025年8月提出、2025年3月出願の継続)。
- このウイングは次世代テスラ・ロードスターに搭載される可能性が高く、2017年のプロトタイプとは異なるロー&ファストバック2+2デザインと一致する。
- 展開・格納は3秒未満、角度変更は0.25秒未満で、高ダウンフォースモードでは時速100マイル以上で700kg、DRSモードでは0kgのダウンフォースを発生する。
- コントローラーが速度、加速度、操舵角、ブレーキ入力、GPS位置、自動運転センサーデータに基づいてウイングを制御し、直線ではフラット、高速コーナーやブレーキング時には高ダウンフォース状態に切り替える。
- 衝突安全のため機械的および予測的な2つの安全システムを搭載し、後方からの衝撃や衝突予測時にウイングを格納する。
テスラが次期ロードスター向けとみられるアクティブリアウイングの特許を出願し、700kgのダウンフォースや3秒未満の展開、DRSで0kgといった具体的な性能値を開示した点は、高性能EVの空力技術が実用段階に近づいていることを示す。車両制御が速度・操舵角・GPS・自動運転センサーデータに統合され、衝突予測時に格納する安全機構まで含む設計は、単なる意匠特許ではなく次世代車両のハード・ソフト統合の方向性を示唆する。ただし現時点では特許出願であり量産・発売時期は未確定なため、投資判断では今後のロードスター投入計画や空力技術の他モデルへの波及、EV市場での競争力への寄与を見極める必要がある。