スピネルLiNi0.5Mn1.5O4の形態制御によるマイクロ構造と電気化学特性の調整
Morphology Control of Spinel LiNi0.5Mn1.5O4 for Tuned Microstructure and Electrochemistry
次世代リチウムイオン電池向けの有望な正極材である高電圧スピネルLiNi0.5Mn1.5O4(LNMO)は、構造不安定性や高温・高レート性能の低さが課題となっている。本研究では、球状二次多結晶集合体(LNMO-PC)、マイクロメートルサイズの一次粒子(単結晶形態)(LNMO-SC-L)、サブマイクロメートルサイズの一次粒子(単結晶形態)(LNMO-SC-S)のLNMOを合成した。LNMO-SC-Sは最高の結晶性、最低のMn3+含有量、最小の電荷移動抵抗を示し、優れたサイクル安定性(1Cで500サイクル後93.3%維持)、優れたレート能力(20Cで約20 mAh g−1)、および強化された高温性能を示した。サブマイクロメートルサイズの一次粒子は、結晶粒界の劣化とMn3+の不均化を抑制し、Li+経路を短縮し、反応速度論を改善する。
- スピネルLiNi0.5Mn1.5O4(LNMO)正極材について、サブマイクロメートルサイズの一次粒子(単結晶形態)が最も高い結晶性と低いMn3+含有量を示し、優れたサイクル安定性(1Cで500サイクル後93.3%維持)、レート能力(20Cで約20 mAh g−1)、高温性能を実現した。
次世代リチウムイオン電池向け正極材LNMOの形態制御により、サイクル安定性(500回で93.3%維持)や高温性能、レート特性の大幅な向上が示された点は注目に値する。電池材料の性能改善はEVや蓄電市場の競争力に直結するため、材料開発の進展は投資判断の材料となる。