ゲノムワイド機械学習解析によるCOVID-19関連の嗅覚・味覚喪失
Genome-wide machine learning analysis of anosmia and ageusia with COVID-19
COVID-19パンデミックは、嗅覚喪失(アノスミア)や味覚喪失(アグーシア)といった症状を引き起こし、長期的な感覚障害につながる可能性がある。本研究では、アイオワ大学(UI)COVID-19コホート(N=187)と米国国立衛生研究所「All of Us」(AoU)リサーチプログラムCOVID-19コホート(N=947)のゲノムシーケンスデータを使用し、機械学習手法を用いた特徴選択技術により、アノスミアおよび/またはアグーシアの遺伝的要因を調査した。UIコホートでは、バリアント解析で0.735、遺伝子解析で0.798のAUROC曲線下面積を達成し、AoUコホートではバリアント解析で0.687を記録した。この解析により、免疫応答、神経シグナル伝達、カルシウムシグナル伝達に関与する新規および既知の宿主遺伝子要因が優先され、COVID-19におけるアノスミア/アグーシアに関する既存の仮説を支持する結果が得られた。
- アイオワ大学COVID-19コホート(N=187)と米国国立衛生研究所「All of Us」リサーチプログラムのCOVID-19コホート(N=947)のゲノムシーケンスデータを用いて、機械学習による特徴選択でアノスミア/アグーシアの遺伝的要因を解析した。
- UIコホートではバリアント解析でAUROC 0.735、遺伝子解析で0.798を達成し、AoUコホートではバリアント解析で0.687を記録した。
- 免疫応答、神経シグナル伝達、カルシウムシグナル伝達に関与する新規および既知の宿主遺伝子要因を特定し、COVID-19における嗅覚・味覚喪失の既存仮説を支持した。
ゲノムワイドな機械学習解析によりCOVID-19関連の嗅覚・味覚喪失の遺伝的要因を特定する研究であり、バイオインフォマティクスとゲノム解析の応用事例として投資家の関心対象となり得る。ただし、具体的な企業・製品・調達・規制などの投資判断に直結する事象は含まれておらず、学術研究レベルの成果に留まる点には注意が必要。