Hugging FaceとMicrosoft、クラウドと開発者向けに連携を強化
From cloud to developers: Hugging Face and Microsoft Deepen Collaboration
Hugging FaceとMicrosoftは、Azure上でオープンモデルを用いたAI構築のための新たな体験を発表した。1年前に開始されたAzureモデルカタログのHugging Faceコレクションは、多くのAzure AI顧客に利用され、1000以上のオープンモデルを提供してきた。今回、Azure AI Studioから直接1クリックでデプロイ可能な、MetaのLlama 3、Mistral AIのMistral 7B、Cohere for AIのCommand R Plus、QwenのQwen 1.5 110B、およびHugging FaceコミュニティによるOpen LLM Leaderboardで高性能なファインチューニングモデルなどが追加された。また、AMD Instinct MI300 GPUを搭載した新しいAzure ND MI300X仮想マシンが一般利用可能になり、Hugging FaceはAMDおよびMicrosoftと協力してこれらの新VM上で高性能とコストパフォーマンスを実現した。MicrosoftはHugging Face Hub上で約300のモデルを公開しており、MITライセンスのPhi-3ファミリーモデルは、少ないパラメータ数で高い性能を発揮し、オンデバイスアプリケーションに適している。さらに、Hugging Face SpacesとVS Codeを連携させる新しい統合機能も発表され、開発者はSpaces Dev Mode(現在ベータ版、PROサブスクライバー向け)を利用して、ローカルVS CodeまたはWebホストされたVS Code環境にSpaceを接続できるようになった。
- Hugging FaceとMicrosoftがAzure上でオープンモデルを用いたAI構築の新体験を発表
- AMD Instinct MI300X GPU搭載の新しいAzure ND MI300X仮想マシンが一般利用可能に
- Hugging Face SpacesとVS Codeの連携機能が発表(Spaces Dev Mode、ベータ版)
Hugging FaceとMicrosoftの協業強化は、オープンモデルのエコシステムがAzureという大規模クラウドプラットフォーム上で本格的に商用化されつつあることを示す。特にAMD Instinct MI300X GPUを搭載した新しいVMが一般利用可能になった点は、NVIDIA以外のAIハードウェア選択肢がクラウド上で現実のものとなり、AIワークロードのコスト構造に影響を与える可能性がある。また、Phi-3のような小規模高性能モデルがオンデバイス用途で広がれば、エッジAI投資の観点からも注目に値する。