米国国立科学財団、国内重要鉱物サプライチェーン確保に向けた技術開発チャレンジの受賞者を発表
NSF announces winners of the U.S. critical minerals challenge to secure key domestic supply chain
米国国立科学財団(NSF)は、STRIDE Venturesが2025年11月に立ち上げた「Tech Metal Transformation Challenge」の8つの受賞チームを発表しました。受賞チームは、複雑な国内廃棄物ストリームから金属を抽出し、高機能材料に変換・回収するエンドツーエンドのプロトタイプシステムの研究開発を行うため、最初の10ヶ月間で最大200万ドルの資金提供を受けます。このチャレンジは、重要鉱物の国内サプライチェーンを確保するという国家安全保障上の必要性に対応するもので、受賞チームの技術は、外国への依存を減らし、防衛やエネルギーなどの重要分野における先進的な製造能力の国内回帰を可能にすることが期待されています。最終選考に残った18チームの中から選ばれた受賞チームは、最大250万ドル(ステージ2)、最大300万ドル(ステージ3)の追加資金を得て、技術の市場投入を目指します。このプログラムはドイツの同様のチャレンジと並行して実施されており、IBMとAurubisは初期段階での検証用として寄贈された電子廃棄物を提供しました。
- 米国国立科学財団(NSF)がTech Metal Transformation Challengeの8つの受賞チームを発表
- 受賞チームは最大200万ドルの初期資金を受け、廃棄物から金属抽出・変換するプロトタイプシステムを研究開発
- IBMとAurubisが電子廃棄物を提供し初期検証に協力
NSFが主導する重要鉱物サプライチェーン確保の技術開発チャレンジで、最大200万ドルの初期資金を受賞チームに提供する点が注目。電子廃棄物からの金属抽出・変換技術は、地政学リスクを抱える海外依存からの脱却と、防衛・エネルギー分野の製造能力国内回帰に直結する。ドイツの同様チャレンジと並行実施され、IBMやAurubisが協力していることからも、産学官連携による重要鉱物領域への資金流入加速が期待される。本分野は政策主導の需要拡大が見込まれ、関連スタートアップや材料プロセス技術への投資機会となり得る。