NVIDIA、物理AI開発を加速する基盤モデル「Cosmos 3」をオープンソースで公開
Nvidia Cosmos 3
NVIDIAは、物理AI(Physical AI)開発のための基盤モデル「Cosmos 3」をオープンソースで公開した。Cosmos 3は、物理的推論、世界生成、行動生成を単一のオープンモデルに統合したもので、ロボット工学、自動運転車、倉庫監視などの分野での開発を促進する。モデルは、推論を担当する「Reasonerタワー」と、未来の観測や行動シーケンスを生成する「Generatorタワー」から構成されるMixture-of-Transformers(MoT)アーキテクチャを採用している。利用可能なモデルには、パラメータ数160億のコンパクトな「Cosmos 3 Nano」と、640億パラメータの高性能な「Cosmos 3 Super」がある。NVIDIAは、モデルチェックポイント、トレーニングスクリプト、データセット、およびNVIDIA GPU上で容易にデプロイ可能なNIMマイクロサービスも提供している。さらに、評価フレームワーク「HUE」や、ロボット工学、自動運転などの分野における6つの合成データ生成(SDG)データセットも公開し、物理AI分野のオープン化と再現性の向上を目指している。
- NVIDIAが物理AI向け基盤モデル「Cosmos 3」をオープンソースで公開
- 評価フレームワーク「HUE」と6つの合成データ生成(SDG)データセットを公開
NVIDIAが物理AI向け基盤モデル「Cosmos 3」をオープンソースで公開したことは、ロボット工学や自動運転などの物理AI分野における開発プラットフォームとしてNVIDIAのエコシステムを強化する戦略的な動き。オープンソース化によりコミュニティの採用が加速し、NVIDIA GPU上でのデプロイを前提としたNIMマイクロサービス提供によって、ハードウェア需要の喚起にもつながる。物理AIは次なるAIのフロンティアであり、NVIDIAはソフトウェア基盤からハードウェアまで垂直統合で支配力を強めている点に注目すべき。