NVIDIA、物理AI向け推論ビジョン言語モデル「Cosmos Reason 2」を発表
NVIDIA Cosmos Reason 2 Brings Advanced Reasoning To Physical AI
NVIDIAは、物理AI向けのオープンな推論ビジョン言語モデル(VLM)の最新版である「Cosmos Reason 2」をリリースした。Cosmos Reason 2は、物体認識などの画像認識タスクに加え、計画立案、不確実性への対応、新規状況への適応といった、人間には自然な高度な推論能力をロボットやAIエージェントに与えることを目的としている。前バージョンと比較して精度が向上し、Physical AI BenchおよびPhysical Reasoningリーダーボードで1位を獲得した。主な機能強化点として、時空間理解とタイムスタンプ精度の向上、2Bおよび8Bパラメータモデルサイズでの柔軟なデプロイメント、2D/3D点位置特定、バウンディングボックス座標、軌道データ、OCRサポートを含む拡張された空間理解・視覚認識能力、16Kから256Kトークンへのコンテキスト長の拡大が挙げられる。Uberは自律走行車(AV)のトレーニングデータ向けにCosmos Reason 2を活用し、BLEUスコアが10.6%、MCQベースVQAが0.67%、LingoQAが13.8%向上した。また、ロボットの計画・推論能力を強化し、EncordはデータエージェントライブラリにCosmos Reason 2のネイティブサポートを追加した。Hitachi、Milestone、VAST Dataなどの企業もCosmos Reasonを活用している。さらに、物理世界の将来の状態を予測する生成AIモデル「Cosmos Predict」や、ビデオからワールドスタイル変換を行う「Cosmos Transfer 2.5」、ヒューマノイドロボット向けVLAモデル「NVIDIA GR00T N1.6」も発表された。
- NVIDIAが物理AI向け推論ビジョン言語モデル「Cosmos Reason 2」をリリース
- Uberが自律走行車のトレーニングデータ向けにCosmos Reason 2を活用し、BLEUスコア10.6%向上などの成果
- EncordがデータエージェントライブラリにCosmos Reason 2のネイティブサポートを追加
NVIDIAが物理AI向けVLM「Cosmos Reason 2」を発表した。ロボットや自動運転向けに推論能力を大幅に引き上げた点が注目で、Physical AI BenchおよびPhysical Reasoningリーダーボードで1位を獲得した。UberやEncord、Hitachiなど複数企業がすでに活用・サポートを表明しており、物理AI分野でのエコシステム形成が着実に進んでいる。また、Cosmos Predict、Cosmos Transfer 2.5、ヒューマノイド向けGR00T N1.6など関連プロダクト群の発表も含めて、NVIDIAが物理AIスタック全体を垂直統合的に展開している点が競争優位性を強めている。