遺伝子組み換え大腸菌を用いた多酵素カスケードによるL-チロシンからダンシェンスへの生体変換
Multienzyme cascade biotransformation of L-Tyrosine to Danshensu by engineered Escherichia coli
心血管および脳血管疾患に広く利用される生理活性化合物ダンシェンス(DSS)を、遺伝子組み換え大腸菌内の多酵素カスケードシステムによりL-チロシンから合成する研究が行われた。HpaBC、aadL、gdh、ldhDの共発現により初期収量5.1 mMを得た後、プラスミドコピー数の最適化で6.53 mM、培養条件の最適化により株6で8.66 mMまで向上した。最終的にバイオリアクターを用いた全細胞生体変換により、32時間以内に19.47 mMのDSS収量を達成した。
- 遺伝子組み換え大腸菌による多酵素カスケードシステムとバイオリアクター全細胞変換を用い、L-チロシンから心血管・脳血管疾患向け化合物ダンシェンス(DSS)を32時間以内に19.47 mM合成することに成功した。
心血管・脳血管疾患向け生理活性化合物ダンシェンス(DSS)の生合成において、遺伝子組み換え大腸菌を用いた多酵素カスケードとバイオリアクター全細胞変換により32時間で19.47 mMという高収量を達成した点は、合成生物学による医薬品原薬の効率的製造・スケールアップに向けた重要な技術的マイルストーンです。