循環型経済に向けた少量包装廃棄物分別用フレキシブルステーションの開発
Development of a small batch flexible station for packaging waste sorting in circular economy applications
循環型経済の実現に向け、少量の包装廃棄物を柔軟に分別するモジュール式協調ロボットワークステーションが開発された。本システムはRGB-Dカメラ、協調ロボット、ROS2ベースの制御アーキテクチャを統合し、SAM(Segment Anything Model)とMobileNetV2を組み合わせた認識パイプラインを採用している。実験室環境下でペットボトル、アルミ缶、テトラパック容器を対象に検証が行われ、認識精度0.93、F1スコア0.92を達成したほか、200回の把持試行で把持成功率92.0%、エンドツーエンド分別成功率89.0%、分別速度5.73ピック/分を記録した。
- RGB-Dカメラ、協調ロボット、ROS2を統合し、SAMとMobileNetV2を用いた包装廃棄物分別ワークステーションが開発され、エンドツーエンド分別成功率89.0%、速度5.73ピック/分を達成した。
人手依存度の高い廃棄物リサイクル領域における協調ロボットと画像認識AI(SAM等)の統合事例であり、現場自動化の進展を示している。現状の分別速度(約5.7ピック/分)は商用大量処理にはまだ改善余地があるものの、少量多品種への柔軟な対応が求められる現場向けソリューションとしての実用化・製品化の動向に注目したい。