スペースXのクルー13、国際宇宙ステーションへ向けて出発
Fresh crew takes off for six-month stay aboard space station
スペースXのファルコン9ロケットが、NASAのクルー13ミッションを乗せてケープカナベラル宇宙軍基地から国際宇宙ステーション(ISS)に向けて打ち上げられた。クルーにはNASAのジェシカ・ワトキンス(船長)とルーク・デラニー、ロシアのセルゲイ・テテリヤトニコフ、カナダのジョシュア・クートリックが含まれる。打ち上げは当初9月中旬に予定されていたが、クルー・ドラゴン宇宙船の推進システムにある漏洩バルブ交換のため延期された。ワトキンスは地質学の博士号を持ち、2022年に宇宙飛行を経験している。他の3名は宇宙初飛行となる。クートリックは、彼が宇宙にいる間に妻が第3子を出産する予定であり、宇宙飛行中に子供が生まれる4組目の夫婦となる。クルー・ドラゴン宇宙船は記録的な8時間でISSに到着し、ハーモニーモジュールの前方ポートに自動ドッキングする予定。クルー13はISSで約6ヶ月間滞在し、船内外のメンテナンス、船外活動(EVA)、科学実験、訪問宇宙船の捕獲・格納作業などを行う。彼らは現在ISSに滞在中のクルー12(ジェシカ・マイヤー船長ら)と交代する。クルー12は10月5日に地球へ帰還する予定。クルー13はまた、カーゴドラゴン、ノースロップ・グラマンの貨物船、2隻のロシアのプログレス補給船の到着も予定している。今回のミッションの主な目的は、微小重力環境での研究であり、心臓病やパーキンソン病の治療法開発に役立つ幹細胞組織の研究、長期宇宙飛行のための作物生産の探求、宇宙での血流異常の理解、新しい医療診断機器のテストなどが含まれる。
- スペースXのファルコン9がNASAクルー13ミッションをケープカナベラル宇宙軍基地からISSへ打ち上げ、クルー・ドラゴンは記録的な8時間で自動ドッキング予定。
- 打ち上げは当初9月中旬予定だったが、クルー・ドラゴンの推進システムの漏洩バルブ交換のため延期された。
- クルーはNASAのジェシカ・ワトキンス(船長)とルーク・デラニー、ロシアのセルゲイ・テテリヤトニコフ、カナダのジョシュア・クートリックで構成され、ワトキンス以外の3名は宇宙初飛行。
- クルー13はISSで約6ヶ月滞在し、船内外メンテナンス、船外活動(EVA)、科学実験、訪問宇宙船の捕獲・格納を担い、クルー12と交代する。クルー12は10月5日に帰還予定。
- ISS到着後はカーゴドラゴン、ノースロップ・グラマンの貨物船、ロシアのプログレス補給船2隻の受け入れを予定しており、輸送・補給サプライチェーンが関与する。
- ミッションの主目的は微小重力研究で、心臓病・パーキンソン病治療に資する幹細胞組織研究、長期宇宙飛行向け作物生産、宇宙での血流異常理解、新規医療診断機器のテストが含まれる。
スペースXのファルコン9/クルー・ドラゴンによるNASA商業乗員輸送(クルー13)の実行は、同社の有人打ち上げ運用が定常化し、NASAからの継続的な収益源になっていることを示す。バルブ漏洩による延期とその後の記録的8時間でのISS到着は、機体・推進系のサプライチェーンと信頼性管理、そして迅速な運用回復力の重要性を示唆する。宇宙ステーション滞在中の幹細胞研究など微小重力研究は、ライフサイエンス系企業や医療診断機器の応用先にもつながるため、宇宙インフラ企業だけでなく周辺の研究・医療分野への波及も注視したい。