SpaceX、初の軌道飛行に向けSuper Heavyブースターをパッドに設置
SpaceX’s Super Heavy booster arrives at pad ahead of first orbital Starship launch
SpaceXは、9月28日以降に予定されているStarshipの初軌道飛行に向け、Super Heavyブースター(機体番号B21)をテキサス州スターベースのパッド2に設置しました。このブースターは全長72メートル、直径9メートルで、Falcon 9ロケット(直径3.7メートル)よりもはるかに大型です。Starshipの打ち上げには連邦航空局(FAA)の承認が必要であり、今回の打ち上げはStarshipクラスの機体に対するFAA初の軌道飛行ライセンスとなります。今回のミッションはStarlink 31-1としても指定されており、26基のStarlink V3衛星を高度275km、軌道傾斜角30度の軌道に投入する予定です。Starlink V3衛星1基あたり1Tbpsの容量を追加し、ミッション全体で26Tbpsの容量増加が見込まれます。これは、Falcon 9で打ち上げられるV2 mini衛星の約10倍の容量です。
- SpaceXがSuper Heavyブースター(B21)をテキサス州スターベースのパッド2に設置し、9月28日以降予定のStarship初の軌道飛行に備えた。
- 今回の打ち上げはStarshipクラス機体に対するFAA初の軌道飛行ライセンスを要するため、連邦航空局(FAA)の承認が実施の前提となる。
- ミッションはStarlink 31-1として26基のStarlink V3衛星を高度275km・軌道傾斜角30度の軌道に投入し、1基1Tbps・全体で26Tbpsの容量増加を見込む(Falcon 9打ち上げのV2 mini比約10倍)。
- Super Heavyは全長72メートル・直径9メートルで、直径3.7メートルのFalcon 9より大幅に大型であり、輸送能力の段差を示す。
SpaceXのStarship初の軌道飛行に向けた準備が具体化しており、宇宙輸送能力の段差が投資テーマとして意識される。Super Heavy B21のパッド設置と、9月28日以降とされる打ち上げ予定、そしてFAAの初のStarshipクラス軌道飛行ライセンス取得が焦点で、規制承認の有無がスケジュールと周辺宇宙関連銘柄のセンチメントを左右する。加えてStarlink V3衛星26基で26Tbps(1基1Tbps)という容量増加は、Falcon 9打ち上げのV2 mini比で約10倍となり、衛星通信事業の収益・帯域コスト構造を大きく変え得る点が重要。打ち上げ能力と衛星容量の両面で競合に対する優位性が広がるかを見極めたい。