NHTSA、comma.aiのopenpilotに関する3件の死亡事故を含む5件の事故を受け調査を開始
NHTSA investigates comma.ai’s openpilot over 5 crashes that killed 3
米国運輸省道路交通安全局(NHTSA)は、comma.aiのアフターマーケット製先進運転支援システム(ADAS)「openpilot」について、走行車線内の停止車両や低速走行車両に衝突する事故が5件発生したことを受け、正式な調査を開始しました。これらの事故のうち2件では3名が死亡し、4件の事故で11名が負傷しています。この調査は、comma three、comma 3X、comma fourの約3万台のデバイスを対象としています。NHTSAは、openpilotが車線内の車両を適切に検知または応答できなかった可能性を示唆しています。comma.aiは、自社のデバイスが関与した事故報告において、NHTSAの解釈に同意しない、または報告義務を認めていないとの免責事項を記載しています。同社は、ソフトウェアのフォーク(派生版)が事故に関与した場合の責任についても、第三者ソフトウェアのせいにしています。NHTSAは、2016年にもcomma.aiの初期製品に対して措置を講じており、今回は過去最大規模の規制問題となっています。この調査は、2021年にテスラの自動運転支援システムが同様の事故で調査され、リコールにつながったケースと同様のパターンです。
- NHTSAがcomma.aiのアフターマーケットADAS「openpilot」について正式調査を開始。車線内の停止車両・低速車両への衝突事故5件が対象。
- 5件の事故のうち2件で3名が死亡、4件で11名が負傷。
- 調査対象はcomma three、comma 3X、comma fourの約3万台のデバイス。
- comma.aiは事故報告におけるNHTSAの解釈に同意せず、報告義務も認めないとの免責事項を記載。ソフトウェアのフォーク(派生版)が関与した事故の責任は第三者ソフトウェアにあるとする立場。
- NHTSAは2016年にもcomma.aiの初期製品に措置を講じており、今回は同社にとって過去最大規模の規制問題。
- 2021年にテスラの自動運転支援システムが同種の事故で調査されリコールにつながった事例と類似のパターン。
アフターマーケットADASの規制リスクが顕在化した事例。NHTSAがopenpilotの約3万台を対象に正式調査に着手し、死亡3名を含む5件の衝突事故が対象となっている点は、自動運転・ADAS関連のソフトウェアベンダー全般の責任範囲とリコール・訴訟コストを投資家が再評価する契機になる。特にcomma.aiが「サードパーティのフォーク(派生版)」に責任を転嫁する姿勢を示していることは、オープンソース型ADASのガバナンスと賠償リスクの所在が曖昧なままであることを示し、テスラの前例(2021年調査→リコール)と同様の展開になれば、規制強化が業界全体のコンプライアンス費用を押し上げる可能性がある。