Geely、AI高速充電でEVバッテリーの寿命を20%延長する「修復」技術を発表
Geely’s AI fast charging ‘heals’ EV batteries for 20% more cycle life
Geelyは、AIを活用した新しい高速充電システムを発表しました。このシステムは、マイクロパルス電流を使用して、高速充電によって生じるバッテリーの損傷を一部修復し、バッテリーのサイクル寿命を最大20%延長できると主張しています。同社の「Smart Charging」技術は、従来の高速充電がバッテリー寿命を縮めるという課題に対処するものです。最新の第5世代Geely Smart Charging Stationは最大2,250kWのピーク出力を持ち、実際のテストでは、Lynk & Co 10およびZeekr 001で使用されているバッテリーを4分30秒で10%から70%、8分40秒で10%から97%まで充電しました。この技術の核心は、「リチウムイオンパルス修復技術」と呼ばれるもので、蓄積されたリチウムイオンを「再活性化」します。また、AIモデル「Xingrui PowerMind」が車両、バッテリー、充電器などを連携させ、バッテリー温度を予測して充電電力を調整します。さらに、業界初の5点式液体冷却システムにより、充電中のバッテリー温度を管理します。Geelyは、より手頃な価格のモデル向けに、ピーク充電レート6Cの「Next-Gen Ultra Short Blade Battery」も開発しました。
- GeelyがAIを活用した高速充電システム「Smart Charging」を発表し、マイクロパルス電流でバッテリー損傷を一部修復、サイクル寿命を最大20%延長できると主張
- 第5世代Geely Smart Charging Stationは最大2,250kWのピーク出力を持ち、Lynk & Co 10とZeekr 001のバッテリーを4分30秒で10%→70%、8分40秒で10%→97%まで充電
- 「リチウムイオンパルス修復技術」で蓄積リチウムイオンを再活性化し、AIモデル「Xingrui PowerMind」が車両・バッテリー・充電器を連携させ温度予測と充電電力調整を実施
- 業界初の5点式液体冷却システムで充電中のバッテリー温度を管理し、より手頃な価格帯モデル向けにピーク充電レート6Cの「Next-Gen Ultra Short Blade Battery」を開発
GeelyがAI制御の超高速充電とバッテリー修復技術を発表した点は、EVの弱点である充電時間とバッテリー寿命を同時に改善する狙いで、EV普及のボトルネック解消に直結する。最大2,250kWの充電ステーションや6C対応の廉価版バッテリーなど具体的な製品ロードマップが示されており、自社車載・充電インフラの垂直統合による競争優位と、中国EVメーカー間の技術競争激化を投資家は注視すべき。特にZeekr 001やLynk & Co 10での実測値は商用化の実現度を示す指標になる。