NASA、2033年打ち上げ予定の新型宇宙望遠鏡「PRIMA」を発表
NASA announces new space telescope ‘PRIMA’ to launch in 2033
NASAは、ナンシー・グレース・ローマン宇宙望遠鏡の打ち上げに続き、探査遠赤外線天文学ミッション(PRIMA)と呼ばれる新しい観測衛星を発表しました。PRIMAは現在、フェーズB開発段階に入っており、予備設計のさらなる開発と技術・予算レビューが行われます。承認されれば、打ち上げおよびその他の費用を含まず、最大12億ドルのプロジェクト費用でフェーズCに進みます。PRIMAは、NASAのエクスプローラーズ・プログラムにおける「プローブ・エクスプローラー」という新クラスのミッションとなります。NASAのジェット推進研究所が、カナダ、フランス、ドイツ、日本、韓国、英国の宇宙機関と協力して開発を進めます。カリフォルニア工科大学(Caltech)の赤外線処理・分析センター(IPAC)がミッションサイエンスセンターとして指定され、望遠鏡からの生データを受信、処理、アーカイブします。PRIMAは、2033年に打ち上げられる予定です。観測のために、冷却された1.8メートル望遠鏡、イメージング偏光計(PRIMAger)、高解像度分光計(FIRESS)の3つの主要機器を備えています。検出器は、CaltechとJPLが30年間の研究を経て開発したもので、PRIMAの遠赤外線カメラと分光計の運用を可能にします。
- NASAが探査遠赤外線天文学ミッション「PRIMA」を発表し、現在フェーズB(予備設計・技術/予算レビュー)段階にある
- 承認されれば打ち上げ費等を除き最大12億ドルのプロジェクト費用でフェーズCに進む
- NASAジェット推進研究所(JPL)がカナダ、フランス、ドイツ、日本、韓国、英国の宇宙機関と協力して開発
- Caltechの赤外線処理・分析センター(IPAC)がミッションサイエンスセンターとして生データの受信・処理・アーカイブを担当
- 2033年打ち上げ予定で、冷却1.8メートル望遠鏡、イメージング偏光計PRIMAger、高解像度分光計FIRESSの3機器を搭載
- 搭載検出器はCaltechとJPLが30年間の研究を経て開発し、遠赤外線カメラと分光計の運用を可能にする
NASAの新ミッションPRIMAはフェーズB入りし、承認されれば最大12億ドル(打ち上げ費別)の予算で2033年打ち上げを目指す。JPLとカナダ・フランス・ドイツ・日本・韓国・英国の宇宙機関が協力し、Caltech/IPACが科学運用センターを担う。遠赤外線観測用の1.8m冷却望遠鏡、PRIMAger、FIRESSといった機器を搭載し、30年かけた検出器開発の成果を投入する点は、遠赤外線検出器・冷却光学・宇宙機システムのサプライヤーにとって中長期の受注機会になり得る。一方で予算レビュー段階にあり、確定受注ではなく今後の設計審査通過が前提となる点は割り引いて見るべき。