Raspberry Pi インタラクティブ・タイムライン · 2006–2026
The Raspberry Pi Interactive Timeline · 2006–2026
Raspberry Pi は、2006年にケンブリッジ大学のエベン・アップトンがコンピューターサイエンス教育の質の低下と学生の経験不足を懸念したことから構想された。2009年に Raspberry Pi Foundation が設立され、2012年2月29日に最初のモデルBが35ドルで発売された。当初は英国の学校向けだったが、予想をはるかに超える需要でサーバーがダウンするほどの人気となった。製造は中国からウェールズのソニー工場に移管され、「Made in the UK」を実現した。その後、メモリ増設(Model B: 512MB)、低価格版(Model A: 25ドル)、カメラモジュール、産業用途のCompute Module、GPIOピン40本化、高性能化(Pi 2: クアッドコア/1GB RAM)、低価格モデル(Pi Zero: 5ドル)、Wi-Fi/Bluetooth搭載(Pi 3)、USB 3.0/デュアル4K出力(Pi 4)、自社製チップ(RP2040/RP1)、キーボード一体型PC(Pi 400)、AIアクセラレータ(AI Kit)、そしてIPO(2024年6月11日)に至るまで、進化を続けている。2026年にはRAM価格の高騰により、価格上昇と「ever cheaper」時代の終焉を迎えた。累計販売台数は2025年3月時点で6800万台を超え、英国製コンピューターとして史上最高を記録している。
- 2024年6月11日にIPOを実施した
- 2025年3月時点で累計販売台数が6800万台を超え、英国製コンピューターとして史上最高を記録
- 自社製チップRP2040およびRP1を開発し、内製化を進めた
- 2026年にRAM価格の高騰により価格上昇を余儀なくされ、「ever cheaper」時代が終焉
- AIアクセラレータ(AI Kit)を製品群に追加した
Raspberry Piはシングルボードコンピュータ市場の事実上の標準として累計6800万台以上を販売し、2024年にIPOを果たした英国を代表するハードウェア企業である。自社製シリコン(RP2040/RP1)の内製化、AIアクセラレータキット投入、2026年にはRAM価格高騰による価格転嫁というサプライチェーン依存リスクも顕在化しており、エッジAI・教育・産業用組み込み市場での成長と半導体市況連動の収益変動の両面を注視すべき。