企業は次世代GPU評価リストでNVIDIA製チップより非NVIDIA製チップを14ポイント重視
Enterprises put non-Nvidia chips 14 points ahead of Nvidia's next-gen GPUs on their evaluation lists
2026年7月のVB Pulse調査によると、AIインフラ担当者の39.4%が今後12ヶ月でNVIDIA製次世代GPU(Blackwellなど)ではなく、AWS Trainium、Google TPU、AMD Instinct、Intel Gaudi、自社製ASICなどの非NVIDIA製アクセラレータの評価を優先する意向を示した。これはNVIDIA製GPUの25.3%を14ポイント上回る結果である。企業はNVIDIAをデフォルトとしつつも、アクセラ戦略において複数の選択肢を確保する動きを見せている。また、AIインフラの利用は増加しているものの、プラットフォーム変更への緊急度は低下しており、6月時点の38.3%から7月には28.8%に減少した。一方で、Microsoft Azureのプロダクション導入率は29%から47.1%に、Google Geminiは41.1%から47.6%に、OpenAIは40.2%から49.4%に増加した。自社GPUの稼働率は、50%以下の利用率が83%から69%に低下し、50%超の利用率が13%から23%に上昇した。企業は、信頼性、スループット、実装の容易さを重視する傾向が強まっている。プラットフォーム変更の緊急度が低下する一方で、既存クラウドやデータスタックとの統合、パフォーマンス、トークンあたりのコスト、GPUへのアクセスが選択基準として重要視されている。特に、中小企業や意思決定権を持つ層の間で非NVIDIA製アクセラレータへの関心が高まっている。オープンソースのAIインフラ利用も増加傾向にあり、カスタム・セルフマネージドスタックのプロダクション利用率は3.7%から12.9%に増加した。ネオクラウドへの期待も高まっており、特にテクノロジー・ソフトウェア分野での利用意向が増加している。
- 2026年7月のVB Pulse調査で、AIインフラ担当者の39.4%が今後12ヶ月で非NVIDIA製アクセラレータ(AWS Trainium、Google TPU、AMD Instinct、Intel Gaudi、自社ASICなど)の評価を優先する意向で、NVIDIA製GPU(25.3%)を14ポイント上回った
- AIインフラのプラットフォーム変更への緊急度が6月の38.3%から7月に28.8%へ低下した
- Microsoft Azureのプロダクション導入率が29%から47.1%、Google Geminiは41.1%から47.6%、OpenAIは40.2%から49.4%に増加した
- オープンソースのカスタム・セルフマネージドAIインフラスタックのプロダクション利用率が3.7%から12.9%に増加した
AIインフラ市場でNVIDIAの独占支配に変化の兆しが見られる点が重要だ。企業の39.4%が非NVIDIA製アクセラレータ評価を優先する意向を示し、NVIDIA製GPU(25.3%)を14ポイント上回ったことで、AWS Trainium、Google TPU、AMD Instinctなどの代替アクセラレータ市場の成長余地が示唆される。また、Azure、Gemini、OpenAIのプロダクション導入率が軒並み上昇しており、AIインフラ支出の実態が拡大していることも投資判断に重要。ただし、プラットフォーム変更の緊急度低下は、既存インフラの安定稼働重視へのシフトを示しており、ハードウェア単体ではなく統合・運用面の価値提案が今後の競争軸になると考えられる。