B5G実験のためのオープンソースプライベート5G SAネットワークの無線性能評価
Over-the-Air Performance Evaluation of an Open-Source Private 5G SA Network for B5G Experimentation
本稿では、Beyond-5G (B5G) アプリケーション検証のために、Open5GS、srsRAN、Ettus USRP N310 SDR、プログラマブルSIMカード、商用5G CPEを用いて構築されたオープンソースのプライベート5G SAテストベッドについて解説する。このプラットフォームは半無響室に展開され、加入者登録、認証、PDUセッション確立、外部データ接続を通じてエンドツーエンドの運用が検証される。スループット、ブロックエラー率、変調符号化方式、gNBトレースログを用いてネットワーク性能を評価する。特に、FDDダウンリンクにおいて、アンテナ構成を1x1から2x2にすると平均スループットが約74%増加し、2x2から4x4にするとさらに57%増加した。このプラットフォームは、B5Gメカニズムの検証、ネットワーク構成の比較、将来のオープンソース5G SAシステムの挙動研究のための再現可能な環境を提供する。
- Open5GS、srsRAN、Ettus USRP N310 SDR、プログラマブルSIMカード、商用5G CPEを用いたオープンソースのプライベート5G SAテストベッドが構築・検証された
- FDDダウンリンクにおいて、アンテナ構成を1x1から2x2にすると平均スループットが約74%増加、2x2から4x4にするとさらに57%増加した
オープンソースのプライベート5G SAテストベッド構築と性能評価結果が公開された点は、Open RAN/オープンソース5Gの商用実用性を裏付けるデータであり、通信インフラ領域の投資判断材料となる。特に、アンテナ構成を1x1から4x4へ拡張した際のスループット向上率(約2.7倍)は定量的な根拠として有用。Open5GS・srsRAN・USRPを用いた低コストなプライベート5G構築が可能であることを示しており、企業向けプライベート5G市場の成長可能性を示唆する。