モデルナとメルクのがんワクチン、第3相試験で有望な結果を示す
Moderna, Merck cancer vaccine shows promise in late-stage phase three trial
メルクとモデルナが共同開発中の個別化がんワクチン(mRNAベース)が、高リスクまたは進行性黒色腫患者を対象とした第3相臨床試験で有望な初期結果を示した。このワクチンはメルクの免疫療法薬「キイトルーダ」と併用され、手術でがんが完全に除去された1,100人以上の患者を対象とした。主要評価項目は、キイトルーダ単独投与と比較して、患者の黒色腫再発なし生存期間を著しく延長することであった。また、がんが遠隔部位に転移するリスクも低減した。この結果は、同レジメンに関する今年初めの第2相試験の良好なデータに基づいている。メルクの株価は水曜日に12%以上上昇し、モデルナの株価は約177%急騰した。両社は今後数ヶ月以内に規制当局との協議を開始する予定で、この治療法の承認申請を視野に入れている。この組み合わせ療法は、黒色腫に対する新たな治療選択肢となる可能性があり、メルクとモデルナが長年開発してきた個別化治療アプローチを裏付けるものとなる。
- メルクとモデルナが共同開発中の個別化mRNAがんワクチンが、高リスクまたは進行性黒色腫患者を対象とした第3相臨床試験で有望な初期結果を示した
- 主要評価項目として、キイトルーダ単独投与と比較して黒色腫再発なし生存期間を著しく延長し、遠隔転移リスクも低減した
- 手術でがんが完全に除去された1,100人以上の患者を対象とした試験
- メルクの株価は12%以上上昇し、モデルナの株価は約177%急騰した
- 両社は今後数ヶ月以内に規制当局との協議を開始し、承認申請を視野に入れている
mRNAベースのがんワクチンはバイオ分野の中でも特に注目度の高いモダリティであり、今回のメルクとモデルナの第3相試験での有望な初期結果は、個別化がんワクチンの実用化に向けた大きな前進を示す。特に、キイトルーダとの併用療法が黒色腫の再発リスクを有意に低減したことは、両社の開発パイプラインの価値を大きく押し上げる材料であり、メルク株12%上昇、モデルナ株177%急騰という市場の反応からもそのインパクトの大きさが窺える。今後数ヶ月以内の規制当局との協議開始と承認申請に向けた動きが、がん免疫療法市場における競争構造を変える可能性があり、継続的なモニタリングが必要である。