CISA契約社員、GitHubにAWS GovCloudの認証情報を漏洩
CISA Admin Leaked AWS GovCloud Keys on Github
サイバーセキュリティ・インフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)の契約社員が、GitHub上に公開していたリポジトリを通じて、複数の特権AWS GovCloudアカウントおよび多数の内部CISAシステムの認証情報を漏洩していたことが判明した。このリポジトリには、CISAの内部ソフトウェア開発、テスト、デプロイに関する詳細なファイルが含まれており、最近の政府による情報漏洩事件の中でも特に悪質であると専門家は指摘している。セキュリティ企業GitGuardianの研究者であるギヨーム・ヴァラドン氏が、応答のないアカウント所有者に代わり、機密性の高い情報漏洩を報告した。漏洩した情報には、クラウドキー、トークン、平文パスワード、ログなどが含まれており、特にAWS GovCloudサーバーの管理者認証情報や、多数の内部CISAシステム(LZ-DSOなど)の平文ユーザー名とパスワードが含まれていた。セキュリティコンサルタントのフィリップ・カトゥレリ氏は、漏洩したAWSキーが有効であることを確認し、高い権限レベルで3つのAWS GovCloudアカウントに認証できることを突き止めた。また、CISAの内部コードパッケージリポジトリである「artifactory」への平文認証情報も含まれており、これは攻撃者にとって格好の標的となる可能性がある。CISAは情報漏洩を認識しており、調査中であると発表したが、現時点では機密データが侵害された兆候はないとしている。漏洩したリポジトリはCISAの契約社員(Nightwing社所属)によって管理されており、2025年11月13日に作成された。GitHubアカウントは2018年9月に作成された。リポジトリはCISAへの通知後オフライン化されたが、漏洩したAWSキーはその後48時間有効であった。契約社員は、プラットフォーム名と現在の年を組み合わせたような推測しやすいパスワードを使用していたことも明らかになっている。
- CISAの契約社員がGitHub上の公開リポジトリでAWS GovCloudを含む複数の特権アカウント認証情報を漏洩
CISAという米政府の最重要サイバーセキュリティ機関において、契約社員がGitHubに特権AWS GovCloudアカウントの認証情報を漏洩した事件は、政府調達・委託先管理の重大な脆弱性を浮き彫りにした。クラウドキー、平文パスワード、内部システム認証情報が公開リポジトリに放置されていた事実は、サプライチェーンリスク管理やDevSecOpsのガバナンス不全を示しており、サイバーセキュリティ企業にとっては、政府向けの認証情報管理・シークレットスキャン・アクセス監査ソリューションの需要拡大を示唆する。また、推測容易なパスワード使用や48時間もの間キーが有効だった点は、ゼロトラストや特権アクセス管理の重要性を再認識させる。GitGuardianのようなシークレット検知スタートアップや、政府向けセキュリティ監査サービスへの注目が高まる可能性がある。