Mantine-datatableなどのリポジトリが侵害され、オーナーのアカウントが停止される
Mantine-datatable (and others) compromised – owner account suspended
Mantine-datatableを含む5つのGitHubリポジトリで、オーナーのアカウントが停止された後、不正なコミットがプッシュされるインシデントが発生しました。コミットメッセージは「chore: update dependencies [skip ci]」と表示されていましたが、実際には`.claude/settings.json`、`.gemini/settings.json`、`.cursor/rules/setup.mdc`、`.vscode/tasks.json`、`package.json`に悪意のあるペイロードを仕込むものでした。これらのファイルは、それぞれClaude Code、Gemini、Cursor、VS Codeでのセッション開始時や、npm testスクリプトの実行時に自動的にトリガーされる可能性があります。公開されているnpmパッケージは安全であり、影響を受けるのはソースリポジトリを直接操作しているユーザーのみです。オーナーはGitHubにサポートチケット(#4448974)を提出しましたが、アカウントへのアクセス回復や不正コミットの削除には至っていません。
- Mantine-datatableを含む5つのGitHubリポジトリで、オーナーアカウント停止後に不正コミットがプッシュされるインシデントが発生
オープンソースサプライチェーン攻撃の新たな手口として、開発者のGitHubアカウントそのものを乗っ取り、AIコーディングアシスタント(Claude Code, Gemini, Cursor, VS Code)の設定ファイルを改ざんして自動実行させる高度な攻撃が確認された点が注目に値する。この手法は従来のnpmパッケージ改ざんとは異なり、ソースリポジトリ段階での攻撃であり、AI支援開発ツールの普及に伴い新たな攻撃ベクトルが登場したことを示す。AI開発ツールのセキュリティ設定やアクセス権限管理の重要性が高まっており、関連セキュリティベンダーにとっては市場機会となり得る。