プラグイン型太陽光発電に続き、プラグイン型バッテリーの導入を
Plug-in solar is coming. Plug-in batteries should follow
英国では、賃貸住宅居住者や低所得者層など、従来の家庭用バッテリーシステムの設置から除外されている人々が、プラグイン型バッテリーによって電気料金を大幅に削減できる可能性がある。政府はエネルギー価格高騰への対応としてプラグイン型太陽光パネルの導入規制変更を発表したが、Regenはさらに一歩進めて、スタンドアロンのプラグイン型バッテリーも利用可能にすべきだと主張している。プラグイン型バッテリーは、標準的な壁のコンセントに差し込むだけで使用でき、専門家による設置や配線工事が不要なため、従来のシステムに比べて大幅にコストが削減される。試算によると、10年間で最大2,400ポンドの節約が可能であり、特に賃貸住宅や集合住宅の居住者、低所得者層など、約1200万~1400万世帯が恩恵を受けると見込まれる。システム全体としても、2030年までに約1ギガワットの放電容量と4ギガワット時の蓄電容量に達する可能性があり、ピーク需要の削減や再生可能エネルギーの統合に貢献すると期待される。ただし、既存の配線規制(BS 7671)は、バッテリーからの逆流電力を想定しておらず、安全性の確保が課題となっている。現在、プラグイン型太陽光パネルには800Wの出力制限が設けられているが、バッテリーにも同様の制限を設けるか、新たな安全基準の策定が必要である。政府は、プラグイン型バッテリーの法的な利用開始時期の明示、安全調査の実施、および関連規制の更新を求められている。
- Regenが英政府に対し、スタンドアロンのプラグイン型バッテリーの利用解禁を提言。プラグイン型太陽光パネルの規制変更に続く措置として要請されている。
- プラグイン型バッテリーは設置・配線工事が不要で、10年間で最大2,400ポンドの節約が見込まれ、約1,200万〜1,400万世帯が恩恵を受けると試算されている。
- 2030年までに約1ギガワットの放電容量と4ギガワット時の蓄電容量に達する可能性があり、ピーク需要削減と再エネ統合への貢献が期待されている。
- 既存の配線規制(BS 7671)がバッテリーからの逆流電力を想定しておらず、安全性確保のために規制更新が必要とされている。
英国におけるプラグイン型バッテリーの導入は、家庭用エネルギー貯蔵市場のアクセス拡大を意味し、賃貸住宅・低所得層向けの分散型エネルギー貯蔵が新たな需要創出につながる。Regenによる政策提言や政府の規制変更(BS 7671の更新)が実現すれば、蓄電池メーカーや関連機器メーカーにとって英国市場での成長機会となる。ただし現時点では提言段階であり、規制の実効性や市況への影響は今後の動向次第。