データセンターと人工知能はどれだけのエネルギーを使用するか?
How much energy do data centers and artificial intelligence use?
AIの急速な普及に伴い、そのエネルギー消費量に関する懸念が高まっている。AIのエネルギー消費は、主に推論(モデルの実行)によるもので、トレーニングよりも大きいと推定される。2025年の世界の電力消費のうち、データセンター全体で約1.5%(485 TWh)、そのうちAI関連では約0.5%(155 TWh)を消費すると推計されている。これは世界の一次エネルギー消費量の0.1%~0.2%に相当する。AI関連データセンターの消費量は、非AI関連データセンターよりも少ないが、急速に増加しており、2030年には同等の消費量になると予測されている。データセンターの電力消費は地理的に集中しており、特に米国やアイルランドなどでは地域的な電力供給網に負担をかける可能性がある。個々のAIクエリの消費電力は、中央値で約0.24~0.34 Whであり、これは一般的な家電製品の消費電力と比較して小さい。しかし、長文クエリや推論を伴う複雑なタスクでは消費電力が増加する。AIのエネルギー消費の影響を評価する上で、電力の供給源(再生可能エネルギーか化石燃料か)が、消費量そのものよりも重要である。
本記事はAI・データセンターのエネルギー消費に関する推計値を提供しているが、特定企業の業績や具体的な投資イベントに直結する発表・出来事を含んでいない。数値自体は、データセンター電力を投資テーマとする際の背景理解に役立つものの、個別銘柄の投資判断に直接使える具体的な事象や新規性のある発表ではない。したがって投資判断に資する材料としては弱い。