Grabette: ロボット操作データを記録するオープンシステム
Grabette: an open system to record robot-manipulation data
ロボット学習におけるデータ不足を解消するため、Pollen Roboticsは「Grabette」というオープンソースの低コストシステムをリリースした。Grabetteはロボットを使わず、人間の手、グリッパー、カメラがあれば、操作データを記録できる。2つのカメラ(広角魚眼カメラとRGBDカメラ)と磁気エンコーダーを備え、Raspberry Piで動作する。記録されたデータはLeRobotデータセット形式でHugging Face Hubにアップロードされ、ロボットに依存しない形式で共有される。これにより、個人や小規模な研究室でも多様な操作データセットの構築に貢献できるようになる。Grabetteのロボットアーム用ツインであるGripetteも同時に発表された。このシステムは、StanfordのUMIや他の商用デバイスに着想を得ており、より低コストで使いやすいデータ収集を目指している。
- Pollen Roboticsがロボット操作データ記録用オープンソース低コストシステム「Grabette」をリリースした
- Grabetteと同時にロボットアーム用ツイン「Gripette」も発表された
Pollen RoboticsがリリースしたGrabetteは、人間の手・グリッパー・カメラだけでロボット操作データを記録できる低コストのオープンシステムであり、ロボット学習におけるデータ不足問題に取り組むものだ。データ収集の参入障壁を引き下げ、Hugging Face Hubを通じてロボット非依存の形式で共有する点が特徴であり、ロボットファウンデーションモデル向けの大規模データセット構築を加速させる可能性がある。ロボット×AI領域ではデータが競争力の源泉になりつつある中、こうした分散型データ収集体制の登場は業界構造に影響を与えうる。低コストでのデータ収集手段を提供するスタートアップや、オープンなロボットデータ基盤の動向は投資観点で注視すべきだ。