Tenda製ルーター複数バージョンに隠された認証バックドアの脆弱性
Tenda firmware (multiple versions) contains hidden authentication backdoor
Tenda製ルーターの複数バージョンに、管理インターフェースへの管理者アクセスを許可する未公開の認証バックドアが存在する。この脆弱性(CVE-2026-11405)を悪用すると、攻撃者は正規の認証情報なしにパスワード検証プロセスをバイパスし、完全な管理者権限を奪取できる。影響を受けるバージョンには、US_FH1201V1.0BR_V1.2.0.14(408)_EN_TD、US_W15EV1.0br_V15.11.0.5(1068_1567_841)_EN_TDE、US_AC10V1.0re_V15.03.06.46_multi_TDE01、US_AC5V1.0RTL_V15.03.06.48_multi_TDE01、US_AC6V2.0RTL_V15.03.06.51_multi_Tが含まれる。ウェブサーバーバイナリ内のログイン関数にバックドア認証メカニズムが存在し、認証失敗時に設定ファイルから取得したパスワードと比較することで、ユーザー名が検証されずに管理者権限が付与される。このバックドアは文書化されておらず、管理インターフェースからは見えない。脆弱性が悪用されると、設定された管理者アカウントの認証情報に関係なく、デバイスのウェブインターフェースへの完全な管理者アクセスが可能となり、ネットワーク設定の変更やセキュリティ機能の無効化を招く可能性がある。ベンダーとの連携が取れず、パッチは未提供のため、リモート管理の無効化やローカルネットワークへの公開制限といった緩和策が推奨されている。
- Tenda製ルーター複数バージョンに未公開の認証バックドア脆弱性(CVE-2026-11405)が存在する
- 攻撃者は正規認証情報なしで管理者権限を奪取可能であり、パッチは未提供
- 影響を受けるファームウェアバージョンとしてUS_FH1201V1.0BR_V1.2.0.14(408)_EN_TDなど5つが特定された
Tenda製ルーターに未公開の認証バックドアが存在し、管理者権限を無断で奪取可能な脆弱性(CVE-2026-11405)が発見された。パッチ未提供の状態が続いており、緩和策しか提示できない点は、コンシューマー/エンタープライズ向けネットワーク機器のサプライチェーンリスクを再認識させる。影響を受ける複数のファームウェアバージョンが特定されており、今後さらなる攻撃対象となりうるため、サイバー保険やセキュリティベンダーにとっては関連リスク評価の観点で重要な事例となる。