Cloudflare、AIトラフィック管理のための新たな分類法とデフォルト設定を発表
Your site, your rules: new AI traffic options for all customers
Cloudflareは、ウェブサイト所有者がAIボットのトラフィックをより細かく管理できるよう、新たな分類法とデフォルト設定を導入しました。新しい分類法は、「検索(Search)」、「エージェント(Agent)」、「トレーニング(Training)」の3つの主要なAIユースケースに焦点を当てています。これにより、サイト所有者は、コンテンツがどのように利用されるか(即時利用、参照利用、完全複製)に基づいて、ボットのアクセスをより具体的に制御できるようになります。9月15日からは、新規ドメイン登録時に、広告が表示されるページでは「トレーニング」と「エージェント」のトラフィックがデフォルトでブロックされ、「検索」は許可されるようになります。また、複数の目的を持つクローラー(例:検索とトレーニングの両方を行うボット)は、すべての目的に応じて許可またはブロックされるようになります。さらに、エンタープライズ顧客向けに「BotBase」という新しい可視化ツールが提供され、既知のボットの包括的なリストと分類を確認できるようになります。これらの変更は、コンテンツ所有者への透明性の向上と、コンテンツ利用に関するより公平なエコシステムの構築を目指しています。
- CloudflareがAIボットトラフィック管理のための新分類法(Search/Agent/Training)を発表
- 2024年9月15日から新規ドメイン登録時に広告表示ページでTrainingとAgentトラフィックをデフォルトブロック、Searchは許可
- エンタープライズ顧客向けにボット可視化ツール「BotBase」を提供
Cloudflareはインターネット基盤(CDN・セキュリティ)の主要プレイヤーであり、AIボットトラフィックの分類と制御を自社インフラに組み込むことで、Webエコシステムにおけるゲートキーパーとしての立場を強固にしている。注目すべきは、単なる技術的対策ではなく「トレーニングデータの利用」というコンテンツ権利を巡る新たな市場ルールを、インフラレベルでデファクト化しつつある点。これにより、CloudflareはAI時代のWebトラフィック管理/データ利用ポリシーの標準を握る独占的ポジションへと成長する可能性があり、長期的な収益源拡大につながる。投資家は、同社が単なるセキュリティ企業ではなく、AIエコシステムのルール形成者へと進化している点を評価すべき。