Show HN: RK3588S上のNPUでYOLOv8nによるUAV検出をFPS 42で実現
Show HN: Dual YOLOv8n UAV Detection on RK3588S at 42 FPS Using NPU
Rockchip RK3588S SoC向けの、高スループット・低フットプリントなコンピュータビジョンパイプラインが開発された。このパイプラインは、YOLOv8nをRK3588SのNPUコア3つで並列実行し、カメラの最大FPSである46 FPS(以前は約31 FPS)でUAV検出を行う。メモリ使用量は約140MBに抑えられており、安価な2GB RAMのRK3588Sボードでも動作可能である。さらに、検出されたUAVがシーンから離れた際には、オンデバイスのLLM(Qwen2.5-0.5B)が自然言語で状況を評価する機能も追加されている。このシステムは、独立したプロセスがUnixドメインソケットで連携するコンポーザブルなアーキテクチャを採用しており、検出からトラッキング、特徴抽出、LLMによる要約までを段階的に処理する。ハードウェアアクセラレーション(ISP、RGA、NPU)をフル活用することでCPU負荷を低減し、低メモリフットプリントを実現している。開発・テストはKhadas Edge2で行われた。
- RK3588SのNPUコア3つでYOLOv8nを並列実行し、UAV検出を最大46 FPS(従来約31 FPS)で実現
- システムのメモリ使用量を約140MBに抑え、2GB RAMのボードでも動作可能
- オンデバイスのLLM(Qwen2.5-0.5B)がUAV検出状況を自然言語で評価する機能を追加
- Khadas Edge2ボードで開発・テスト済み
本記事はUAV(ドローン)検出技術の進展に関するものであり、低コストSoC上でリアルタイム検出とLLMによる状況評価を実現した点は、対ドローン防衛・監視分野での実用化を加速させる可能性がある。特にRK3588Sのような民生用SoCで動作することは、システム全体のコストを大幅に下げ、普及の障壁を低くする。投資家としては、防空・重要インフラ防護などのセキュリティ市場向けソリューションとしての事業化の動きに注目したい。