Kimwolfボットネットの主犯とされる人物がカナダで逮捕、米加両国で起訴
Alleged Kimwolf Botmaster ‘Dort’ Arrested, Charged in U.S. and Canada
カナダ当局は、過去6ヶ月間にわたり数百万台のデバイスを乗っ取り、大規模なDDoS攻撃に使用されたIoTボットネット「Kimwolf」を構築・運営した疑いで、23歳の男性を逮捕した。この男性は「Dort」としても知られ、米国とカナダの両国で刑事訴追に直面している。Kimwolfは、デジタルフォトフレームやウェブカメラなど、従来インターネットから隔離されていたデバイスを標的とし、感染したシステムは他のサイバー犯罪者に貸し出されたり、記録的なDDoS攻撃や米国防総省のインターネットアドレス範囲に影響を与える攻撃に使用されたりした。Kimwolfは、記録的な毎秒約30テラビットのDDoS攻撃に関連付けられており、一部の被害者には100万ドル以上の金銭的損失をもたらした。3月19日、米国当局は国際的な法執行機関と協力して、Kimwolfおよび他の3つの大規模DDoSボットネットの技術インフラを seizure した。逮捕された男性は、IPアドレス、オンラインアカウント情報、取引記録、メッセージアプリの記録などを通じてKimwolfボットネットの管理と結び付けられた。カナダでは、コンピュータの不正使用などの罪で逮捕・起訴され、5月26日に予定されている審問まで勾留される見込みである。米国では、コンピュータ侵入幇助の罪に問われており、有罪となった場合、最大10年の懲役刑に処される可能性がある。
- Kimwolfボットネットの主犯とされる23歳の男性がカナダで逮捕され、米国・カナダ両国で起訴された
- 米国当局が国際的な法執行機関と協力し、Kimwolfを含む4つの大規模DDoSボットネットの技術インフラを差し押さえた
Kimwolfボットネットの主犯逮捕とインフラ差押えは、サイバーセキュリティ業界における脅威インテリジェンスやDDoS防御サービスへの需要を高める材料。特にIoTデバイスの脆弱性を悪用した大規模攻撃が実行可能であることが改めて証明され、IoTセキュリティ関連のベンチャーや、キャパシティベースのDDoS防御ソリューション提供企業のバリュエーション向上につながる可能性がある。また、米国・カナダ両政府による国際協調の執行強化も、サイバー保険やコンプライアンス関連市場に影響を与える。