リオ・ティント、化石燃料削減に向け巨大な蓄熱レンガ電池の導入を検討
Rio Tinto eyes a giant hot-brick battery to cut fossil fuel use
資源大手リオ・ティントと米ロンド・エナジーは、豪クイーンズランド州ヤーワンのアルミナ精製所において、安価な日中の電力を耐火レンガに蓄熱して蒸気を生成する熱電池プロジェクトの設計・エンジニアリング作業を開始した。計画されているシステムは蓄熱容量360MWh、最大30MWの熱供給能力、78MWの充電能力を持ち、同精製所の蒸気需要の約5%を賄い、年間約6万7000トンのCO2排出削減を見込む。オーストラリア再生可能エネルギー庁(ARENA)が初期調査費として360万豪ドルを提供(リオ・ティントが同額を拠出)し、実導入時には最大3800万豪ドルの追加支援などが予定されている。実現可能性調査は約12か月間実施される予定。
- リオ・ティントと米ロンド・エナジーは、豪ヤーワンのアルミナ精製所向けに蓄熱容量360MWhの熱電池プロジェクトの設計・エンジニアリング作業を開始した。
- オーストラリア再生可能エネルギー庁(ARENA)が初期調査費として360万豪ドルを助成し、実導入時には最大3800万豪ドルの追加支援が予定されている。
高温プロセス熱を多用する重工業の脱炭素化において、ロンド・エナジーの熱電池技術が大手資源企業リオ・ティントの現場で実証段階に進んだ点は注目に値します。豪政府機関(ARENA)の公的資金援助も得ており、商用規模での経済性と信頼性が実証されれば、産業用熱電化・長時間蓄エネ(LDES)市場の拡大に向けた大きな試金石となります。