Electrohydrodynamic Inkjet Printingを用いたINHA RoSATロール式太陽電池パネル用抵抗温度検出器
Resistance Temperature Detector for INHA RoSAT Rollable Solar Panel Using Electrohydrodynamic Inkjet Printing
INHA RoSATの3U CubeSat用ロール式太陽電池パネル向けに、ポリイミド基板上にAgベースのフレキシブル抵抗温度検出器(RTD)を電気流体力学(EHD)インクジェット印刷で作製した。コーティングにはポリイミドを使用し、熱処理によりイミド形成と高い熱安定性を確認した。8サイクルの熱サイクル試験(-25~125°C)において、センサーは0.032%/hのドリフト率で安定した抵抗挙動を示した。校正式による平均絶対誤差は1.44°C、抵抗温度係数は0.269%/°C、ヒステリシスは全スケール出力(FSO)の1.2%であった。これらの結果は、ロール式太陽電池パネルへの統合と将来の軌道上温度推定の実現可能性を示唆している。
- 韓国のINHA RoSAT(3U CubeSat)向けロール式太陽電池パネル用に、ポリイミド基板上へAgベースのフレキシブル抵抗温度検出器(RTD)をEHDインクジェット印刷で作製した
- 8サイクルの熱サイクル試験(-25~125°C)で0.032%/hのドリフト率と安定した抵抗挙動を確認、抵抗温度係数0.269%/°C、校正式の平均絶対誤差1.44°C、ヒステリシスはFSO比1.2%だった
- 同センサーのロール式太陽電池パネルへの統合と将来の軌道上温度推定への適用可能性を示した
3U CubeSat「INHA RoSAT」のロール式太陽電池パネルに組み込むフレキシブルRTDを、ポリイミド基板へのEHDインクジェット印刷で作製し、熱サイクル試験で0.032%/hのドリフト、平均絶対誤差1.44°C、FSO比1.2%のヒステリシスを達成した点が注目される。衛星の軌道上温度モニタリングはパネル劣化・発電効率の評価に直結し、フレキシブル基板上への印刷センサーは軽量・低コストでキューブサットの標準部品化を狙える領域。宇宙用電子部品・印刷エレクトロニクスへの供給機会という観点で、素材メーカーや小型衛星コンポーネント企業の動向を注視したい。ただし現段階は研究室レベルの実証であり、量産性や宇宙環境での長期信頼性(放射線・真空・UV)は未検証で、投資判断には追加データが必要。