SpaceXのファルコンヘビー、米情報機関の初のミッションへ
Falcon Heavy to fly its first mission for U.S. spy satellite agency
SpaceXは、米国の情報衛星機関である国家偵察局(NRO)の機密ミッション「NROL-97」のため、フロリダ州のケネディ宇宙センターからファルコンヘビーロケットを打ち上げる予定です。打ち上げは現地時間木曜日の午後11時53分(UTC 0353)で、ノースイースターリーの軌道に乗ると予想されています。NROがファルコンヘビーを使用するのは今回が初めてで、同ロケットは2018年に導入され、今回が14回目の飛行となります。ペイロードフェアリングはNROL-95ミッションで以前使用されたものです。このミッションは、2025年に調達された国家安全保障宇宙打ち上げ(NSSL)フェーズ3レーン2契約を通じて行われる最初のNROミッションです。ファルコンヘビーのコアステージ(シリアル番号B1106)は新品で、サイドブースター(B1104とB1072)は過去のミッションで使用されたものです。ブースターはケープカナベラル宇宙軍基地のLZ-1に着陸予定です。これはSpaceXにとってその日3回目のファルコン打ち上げとなり、同日に4基のブースターを着陸させるのは初めてとなります。
- SpaceXがNROの機密ミッションNROL-97をファルコンヘビーで打ち上げ予定。NROによるファルコンヘビー使用は初
- NSSLフェーズ3レーン2契約(2025年調達)を通じた最初のNROミッションとなる
- 打ち上げはケネディ宇宙センターから、ブースターはケープカナベラル宇宙軍基地のLZ-1に着陸予定
- コアステージB1106は新品、サイドブースターB1104とB1072は再使用。同日3回目のファルコン打ち上げで4基同時着陸は初
ファルコンヘビーのNRO初投入は、SpaceXが国家安全保障宇宙打ち上げ(NSSL)フェーズ3レーン2の大型打ち上げ枠を実質的に確保しつつあることを示す。競合のULAやブルーオリジンに対する優位が一段と明確になり、政府需要という高収益・長期の受注基盤が厚くなる点が投資判断上重要。同日3回・4基着陸という再使用運用の高回転も、打ち上げ単価の低減と供給能力の裏付けとして評価できる。