VinFast、航続距離延長型EVピックアップトラック「VF Wild」を発表
Trucks gone wild! VinFast launches VF Wild EREV pickup
ベトナムのVinFastは、航続距離延長型EV(EREV)ピックアップトラック「VF Wild」を発表した。EV単体で250km(NEDC)、レンジエクステンダーICE(内燃機関)モーターにより総航続距離1,000km以上を目指す。生産版のVF Wildは160kW(約215hp)の出力を持つ電気モーターと280Nmのトルクを発揮し、46.4kWhのLFPバッテリーを搭載する。ICEは純粋なレンジエクステンダーとして機能し、車両は電気モーターのみで駆動される。搭載されるICEは1.5Lガソリンエンジンと報じられている。全長5,376mm、全幅2,069mm、全高1,873mm、ホイールベース3,258mmで、フォード・レンジャーやトヨタ・ハイラックスなどをライバル視している。VinFastの親会社であるVinGroupは2025年に128億ドル以上の収益と約4億3000万ドルの純利益を記録し、現在グローバル展開を拡大している。VF Wildの現地での開始価格は約860万ドン(約33,000米ドル)である。北米への導入計画は現時点では不明。内装にはフラットフロア、10インチタッチスクリーンインフォテインメントシステム、リクライニングリアシートを備えるが、インストルメントクラスターは無い。
- VinFastが航続距離延長型EV(EREV)ピックアップトラック「VF Wild」を発表した
- EV単体で250km(NEDC)、レンジエクステンダーICEにより総航続距離1,000km以上を目指す
- 160kW(約215hp)の電気モーター、280Nmのトルク、46.4kWhのLFPバッテリーを搭載し、駆動は電気モーターのみ
- レンジエクステンダー用ICEは1.5Lガソリンエンジンと報じられている
- フォード・レンジャーやトヨタ・ハイラックスをライバル視し、現地開始価格は約860万ドン(約33,000米ドル)
- 北米への導入計画は現時点では不明
- 親会社VinGroupは2025年に128億ドル以上の収益と約4億3000万ドルの純利益を記録し、グローバル展開を拡大中
VinFastがEREVピックアップ「VF Wild」を発表した点は、EV需要鈍化局面で航続距離不安をICEレンジエクステンダーで補う現実的アプローチとして注目される。EV単体250km+総航続1,000km超という仕様は、充電インフラが未整備な新興国・北米市場での採用余地を広げる。価格約33,000ドルはレンジャー/ハイラックス直接対抗で、ピックアップという高粗利セグメントへの投入はVinFastの収益性改善に寄与し得る。ただし北米導入計画が未定である点は、成長期待の織り込みに不確実性を残す。親会社VinGroupの2025年収益128億ドル・純利益4.3億ドルという数字は、EV事業の資金調達余力を測る上で重要。