テスラのロボタクシーはゾンビ企業にとって新たな暗号資産(仮想通貨)の財務資産となるか
Tesla Robotaxi fleets are the new crypto treasury for zombie companies
ナスダック上場企業のKIDZ AI(旧オンライン子供向けコーディングスクール)が、テスラにロボタクシー500台の調達問い合わせを送付し、「自動運転フリート運用戦略」を計画していると発表した。同社は過去15ヶ月で仮想通貨、GPUクラウド、AIデータセンター、ロボット、自動運転車と、4つの注目分野にピボットを繰り返してきたが、株価は1年間で99.97%下落し、時価総額は約200万ドルとなっている。ロボタクシー500台の費用は、イーロン・マスク氏の目標価格である3万ドル/台でも約1500万ドルとなり、同社の時価総額の約6倍に相当する。KIDZ AIの発表は「拘束力のある注文ではない」とされており、購入に至らない可能性も示唆されている。過去には、テスラのロボタクシー事業への投資が失敗し破産した事例もあり、テスラのロボタクシーサービス自体もまだ規模が小さい。記事は、このような状況でロボタクシーを調達しようとするKIDZ AIのような企業を、株価を吊り上げるためにビットコイン財務を掲げた「ゾンビピボット」企業になぞらえている。
- ナスダック上場のKIDZ AI(旧オンライン子供向けコーディングスクール)が、テスラにロボタクシー500台の調達問い合わせを送付し「自動運転フリート運用戦略」を計画すると発表したが、拘束力のある注文ではないとしている。
- 500台の費用はイーロン・マスク氏の目標価格3万ドル/台でも約1500万ドルとなり、KIDZ AIの時価総額(約200万ドル)の約6倍に相当する。
- KIDZ AIは過去15ヶ月で仮想通貨、GPUクラウド、AIデータセンター、ロボット、自動運転車と4つの注目分野にピボットを繰り返し、株価は1年間で99.97%下落、時価総額は約200万ドルまで縮小した。
- テスラのロボタクシーサービスはまだ規模が小さく、同事業への投資が失敗し破産した事例も過去に存在する。
KIDZ AIによるテスラのロボタクシー500台の「調達問い合わせ」は拘束力のない発表であり、時価総額約200万ドルの企業が約1500万ドル相当(時価総額の約6倍)の調達を語る点で、実需ではなく株価対策の材料出しの色合いが濃い。過去15ヶ月で仮想通貨・GPUクラウド・AIデータセンター・ロボット・自動運転と矢継ぎ早にピボットし株価が1年で99.97%下落した経緯もあり、自動運転・ロボタクシー分野への投資判断では、こうした発表を事業実態の裏付けなしに織り込まないことが重要。テスラ側のロボタクシー事業自体も規模が小さく、過去には同事業への投資で破綻した事例もあるため、フリート導入発表の真偽と資金調達能力の確認を優先すべき。