Microsoft、Copilot+ブランドを新型ラップトップから削除
Microsoft drops Copilot+ branding from its new laptops
Microsoftは、ローカルAI機能を持つデバイスを差別化するために2024年にCopilot+ブランドを導入しましたが、約2年でこのブランドから静かに撤退しました。Microsoft Surface CVPのBrett Ostrum氏は、Windows Centralのインタビューで、これらのデバイスはもはやCopilot+ PCとは呼ばれないものの、Copilot+デバイスの要件は満たしていると述べました。NPU搭載や40+ TOPS以上の性能要件を満たすデバイスが一般的になったため、ブランドによる差別化の必要性が薄れたと考えられます。また、MicrosoftはWindows 11でのCopilotの存在感を縮小し、OSのパフォーマンスと信頼性の向上に注力するとしています。メモリ不足の影響で、8GB RAMでもスムーズに動作するよう最適化を進める方針です。ただし、Copilot自体は引き続き開発され、Home、Code、Autopilotなどの新機能が追加され、ディスクリートGPUで動作するCopilot+ AI機能もテストされています。Copilot+ブランドの廃止が、これまでブランド限定だったAI機能が全てのWindows 11 PCで利用可能になるかを意味するかは不明ですが、Copilotブランド自体はWindows内外で継続される見込みです。
- Microsoftは2024年に導入した「Copilot+ PC」ブランドから約2年で静かに撤退し、対象デバイスは今後Copilot+ PCと呼ばれない
- Microsoft Surface CVPのBrett Ostrum氏がWindows Centralのインタビューでブランド廃止を認め、NPU搭載や40+ TOPS以上の要件は満たしたままと呼称のみ変更すると説明
- NPU搭載・40+ TOPS以上を満たすデバイスが一般化したため、ブランドによる差別化の必要性が薄れた
- MicrosoftはWindows 11でのCopilotの存在感を縮小し、OSのパフォーマンスと信頼性の向上、8GB RAMでも快適に動作する最適化を優先する方針
- Copilot自体の開発は継続し、Home・Code・Autopilotなどの新機能を追加、ディスクリートGPUで動作するCopilot+ AI機能もテスト中
MicrosoftがローカルAI機能を売り込む「Copilot+ PC」ブランドを約2年で静かに廃止した点は、端末側AI(NPU/40+ TOPS)が普及し差別化軸としての価値が薄れたことを示す。同時にWindows 11でのCopilotの前面押し出しを縮小し、OSの性能・信頼性、8GB RAM端末での最適化に軸足を移す方針は、PC需要の裾野(低価格帯・メモリ不足層)を取り込む方向であり、AI PC関連のNPU・メモリ・PCベンダーの成長前提が「ブランド要件」から「実用機能」へシフトすることを意味する。一方でCopilot Home/Code/AutopilotやディスクリートGPU向けAI機能は継続・拡張されるため、AIソフトウェア収益化の本命はアプリ層にあるとの見方ができる。