Meta、Llama 3.1を発表:405B、70B、8Bモデル、多言語対応、長文コンテキスト機能強化
Llama 3.1 - 405B, 70B & 8B with multilinguality and long context
Metaは、Llama 3.1として8B、70B、405Bパラメータの3つのサイズの新しいオープンLLMモデルを発表しました。これらのモデルは、ベースモデルとインストラクトチューニング版があり、それぞれ128Kトークンのコンテキスト長と8言語(英語、ドイツ語、フランス語、イタリア語、ポルトガル語、ヒンディー語、スペイン語、タイ語)に対応しています。また、プロンプトインジェクションやジェイルブレイクを検出するPrompt Guardと、LLMの入出力を分類するLlama Guard 3という2つの新しいセーフガードモデルもリリースされました。Llama 3.1は、前モデルの機能に加え、128Kトークンのコンテキスト長、多言語対応、ツール使用能力、4050億パラメータの大規模モデル、より寛容なライセンスが特徴です。インストラクトモデルは、エージェントユースケースのためにツールコーリングでファインチューニングされており、カスタムJSON関数呼び出しもサポートします。トレーニングには15兆トークン以上が使用され、GPU時間は8Bモデルに146万時間、70Bモデルに700万時間、405Bモデルに3084万時間が費やされました。ライセンスは、モデル出力を使用して他のLLMを改善することを許可しており、合成データ生成や蒸留が可能になります。推論には、モデルサイズと精度(FP16、FP8、INT4)に応じて、8Bモデルで8GB〜16GB、70Bモデルで70GB〜140GB、405Bモデルで405GB〜810GBのVRAMが必要です。ファインチューニングには、LoRAやQLoRAなどの手法でさらに少ないメモリで実行可能です。Hugging Face Transformersとの統合も強化されており、最新バージョン(4.43.2以降)でLlama 3.1モデルを利用できます。Metaは、FP8、AWQ、GPTQなどの量子化された405Bモデルも提供しており、これらは推論速度の向上やメモリ使用量の削減に役立ちます。Hugging Face PROユーザーは、Llama 3.1 InstructモデルをホストするAPIエンドポイントにアクセスできます。
- MetaがLlama 3.1シリーズ(8B/70B/405Bパラメータ)を公開
- MetaがPrompt GuardとLlama Guard 3の2つのセーフガードモデルをリリース
MetaがLlama 3.1シリーズ(8B/70B/405B)を発表したことは、オープンLLM市場の競争を一層激化させる。特に405Bモデルは、クローズドモデルに対抗しうる性能を持ちながら、合成データ生成や蒸留を許可する寛容なライセンスで提供される点が重要。これにより、スタートアップや研究機関が低コストで高性能LLMを基盤にしたサービス開発が可能となり、AI応用市場の拡大が加速する。また、128Kトークンのコンテキスト長や多言語対応はエンタープライズユースケースの幅を広げ、NVIDIAやAMDなどのGPU需要にも好影響を与える。投資家は、このモデルを活用した下流のアプリケーション企業や、推論インフラを提供するクラウド事業者への波及効果に注目すべき。