水中のグリホサート吸着材としてのメソポーラスシリカSBA-15およびSBA-15-NH2の可能性
Mesoporous Silica SBA-15 and SBA-15-NH2 as Potential Materials in the Adsorption of Glyphosate in Water Sources
農業分野で広く使用される除草剤グリホサートは、水質汚染の原因となるため、その除去技術が求められている。本研究では、メソポーラスシリカであるSBA-15と、アミノ基を導入したSBA-15-NH2を開発し、グリホサート吸着材としての性能を評価した。SBA-15は最大10.2 mg/gのグリホサートを除去し、活性炭の7.8 mg/gを上回った。さらに、SBA-15-NH2は除去率を約15.0 mg/gまで向上させた。どちらの吸着材も、Freundlichモデルで0.99を超える適合率を示した。この研究は、汚染された水資源問題への貢献と、国連の持続可能な開発目標達成に寄与するものである。
- メソポーラスシリカSBA-15はグリホサートを最大10.2 mg/g除去し、活性炭の7.8 mg/gを上回った。
- アミノ基を導入したSBA-15-NH2は除去率を約15.0 mg/gまで向上させた。
- 両吸着材ともFreundlichモデルで0.99超の適合率を示した。
- 本研究は汚染された水資源問題への貢献と国連の持続可能な開発目標達成への寄与を狙う。
メソポーラスシリカSBA-15へのアミノ基導入(SBA-15-NH2)でグリホサート除去能が10.2→15.0 mg/gへ約1.5倍に向上し、活性炭(7.8 mg/g)を大きく上回った点は、水処理向け吸着材という実需のある市場で既存素材を置き換える可能性を示す。Freundlichモデルで0.99超の適合は吸着挙動の予測性・設計余地が高いことを意味し、実用スケールでの再現性・再生コスト・競合素材(MOF等)との比較が今後の投資判断の焦点になる。研究段階の事例であり、量産コストや規制承認の動向を継続的に確認したい。