超音波ガイド波を用いたNRMSDと正規分布に基づく複合構造物の損傷局在化
Damage Localization on a Complex Composite Structure Based on NRMSD and Normal Distribution Using Ultrasonic Guided Waves
本研究では、炭素繊維複合材料プレートにオメガストリンガーを統合した複雑な形状を持つ構造物に対し、超音波ガイド波を用いた損傷局在化手法の頑健性を評価する。損傷検出に有効な超音波ガイド波の特性を活かし、正規化二乗平均平方根偏差(NRMSD)に基づく解釈可能な機械学習フレームワークを用いて損傷感受性特徴量を抽出する。さらに、正規分布を用いて損傷確率を空間的にモデル化することで、損傷局在化の精度を向上させる。13種類の異なるサイズの損傷に対する分類および局在化性能を系統的に分析した結果、提案手法は平均分類精度95%、平均局在化誤差5mmを達成し、複雑な複合構造物における損傷特性評価への適合性を示した。
- 炭素繊維複合材料プレートにオメガストリンガーを統合した複雑形状構造物に対し、超音波ガイド波を用いた損傷局在化手法を提案・評価した
- 正規化二乗平均平方根偏差(NRMSD)に基づく解釈可能な機械学習フレームワークで損傷感受性特徴量を抽出し、正規分布で損傷確率を空間モデル化
- 13種類の異なるサイズの損傷を系統的に分析し、平均分類精度95%・平均局在化誤差5mmを達成
炭素繊維複合材とオメガストリンガーを組み合わせた複雑形状構造物の損傷局在化を、NRMSDベースの解釈可能MLと正規分布による確率モデルで行い、平均分類精度95%・平均局在化誤差5mmを達成した研究。航空機・風力ブレードなどCFRP構造の検査自動化・予知保全に直結する技術で、非破壊検査(NDT)や構造ヘルスモニタリング(SHM)を手掛ける企業にとって競争力要因になり得る。ただし学術論文段階であり、実機・量産ラインへの適用や産業化の時期は未定で、投資判断には実装事例や産業パートナー動向の追跡が必要。