Cloudflareが社内AIエンジニアリングスタックを構築・活用:開発者生産性向上への影響と技術的詳細
The AI engineering stack we built internally — on the platform we ship
Cloudflareは、社内AIコーディングツールの利用を促進するため、独自のAIエンジニアリングスタックを構築した。このスタックは、MCPサーバー、アクセスレイヤー、AIツールで構成され、開発者生産性を大幅に向上させている。過去30日間で、研究開発組織の93%がこれらのツールを利用し、3,683人のアクティブユーザー、4795万件のAIリクエスト、295チームが利用している。AI Gatewayでは月間2018万件のリクエストと2413.7億トークンが処理され、Workers AIでは518.3億トークンが処理された。この取り組みは、Cloudflareの製品(Cloudflare Access、AI Gateway、Workers AIなど)を活用して実現されており、開発サイクルの高速化に貢献している。具体的には、コードレビュー、オンボーディング、リポジトリ間の変更伝播などのプロセスが改善された。また、知識レイヤーとしてBackstageを活用し、サービス間の依存関係や所有権などの構造化データを提供している。さらに、AGENTS.mdファイルを通じて各リポジトリのコンテキストをAIに提供し、AIコードレビュー機能により、すべてのマージリクエストに対してコード品質、セキュリティ、コンプライアンスなどの観点からAIレビューを実施している。このAIコードレビューでは、Workers AIが約15%のトラフィックを処理し、Kimi K2.5などのオープンソースモデルを活用してコストを削減している。
- Cloudflareが社内AIエンジニアリングスタックを構築し、研究開発組織の93%が利用、月間4795万件のAIリクエストを処理
- CloudflareがAIコードレビュー機能を全マージリクエストに適用し、Workers AIで約15%のトラフィックを処理、Kimi K2.5などのオープンソースモデルを活用
Cloudflareが自社のAI GatewayやWorkers AIなどの製品群を活用して社内AIエンジニアリングスタックを構築した点は、同社のAI関連製品が実際の開発現場で有効に機能していることの証明である。特に93%の研究開発組織が利用し、月間4795万件のAIリクエストを処理しているという数字は、CloudflareのAIプラットフォームが自社内で大規模に実装され、生産性向上に寄与していることを示す。これは営業資料としても強力であり、同社のAI関連サービスの需要拡大を示唆する好材料である。