AIの学習データとして数百万冊の本が破壊されている実態、追跡装置を使った調査で判明
Tracker in rare book ends up in Amazon facility destroying books to train AI
AI企業がAIモデルの学習のために数百万冊の本を購入し、その過程で本を破壊していることが、404 Mediaの調査で明らかになった。調査チームは追跡装置を仕込んだ希少本を1000冊の注文の一部として送り込み、その本がAmazonのラスベガス施設(VGT3)にたどり着くことを確認した。この施設では、従業員が本の背表紙を切り取り、スキャナーで読み込んでいる。この施設はLAS8という大規模施設の一部であり、従業員によると本の背表紙を切り取ってスキャンすることのみを行っているという。この大規模な本の注文はAI時代に増加しており、読書量の増加ではなく、最先端AIモデルの学習用データ収集が目的と疑われている。Anthropicの「Project Panama」では、世界中の書籍を破壊的にスキャンすることが目的とされており、Metaも過去に82TB相当の書籍を不正使用していたことが明らかになっている。Googleも過去にGoogle Booksプロジェクトで書籍をスキャンしたが、その際は本を返却していた。
- 404 Mediaの調査で、AI企業がモデル学習用に数百万冊の本を購入し、Amazonのラスベガス施設(VGT3)で背表紙を切り取りスキャンして破壊している実態が判明した
- Anthropicの「Project Panama」は世界中の書籍を破壊的にスキャンすることが目的とされている
- Metaは過去に82TB相当の書籍を不正使用していたことが明らかになっている
AIモデル学習用の書籍データ収集の実態が明らかになり、AnthropicやMetaなどの大手AI企業が書籍を物理的に破壊してスキャンする手法を取っていることが判明した。これはAI学習データ調達のサプライチェーンと著作権リスクを浮き彫りにするもので、AI企業のコンテンツ調達コストと法的リスク評価に直結する動向として注目に値する。特にAnthropicの「Project Panama」は組織的な大規模書籍スキャン計画であり、今後のAI規制・著作権訴訟の行方を左右する可能性がある。