Block、AIエージェントワークスペース「Berd」をオープンソース化、モデルやプロジェクトを横断してローカルで会話履歴を管理
Block’s new Apache 2.0 agent workspace Berd works across models and harnesses, stores conversation history locally
Blockは、社内従業員向けに開発したデスクトップアプリケーション「Berd」をApache 2.0ライセンスでオープンソース化しました。Berdは、異なるAIモデル、ツール、プロジェクトを横断してAIエージェントと連携するためのローカルインストール型のデスクトップアプリケーションです。macOS、Windows、Linux向けに無料ビルドが提供されており、91人のコントリビューターが参加しています。Berdは、プロジェクト、ファイル、エージェント、モデル、プロバイダー、セッションの状態を常に把握できることを重視しており、これは一般的なチャットボットラッパーとの差別化要因となっています。Blockは、Berdを「デイリーAIワークサーフェス」と位置づけ、チャット開始、ファイル添付、エージェント選択、永続的なプロジェクト内での作業、AIプロバイダーの設定、スキルや拡張機能の管理、セッション履歴の確認、自動化の構築を単一の場所で行えるようにします。Berdは、Tauri 2とReact 19で構築され、Blockが1月に発表したオープンソースエージェントフレームワーク「Goose」と連携します。Gooseはモデルに依存しないエージェントフレームワークおよびランタイムであり、Berdはこれらのエージェントハーネスの周りに一貫したデスクトップ環境を提供します。Berdはローカルファーストのデータモデルに基づいており、会話履歴はユーザーのデバイスにローカルに保存され、認証情報はデフォルトでオペレーティングシステムのキーチェーンに保存されます。公式のテレメトリはデフォルトで無効になっており、プロンプト、メッセージ、ファイル、ソースコード、認証情報などは収集されません。Blockは、Berdを単なるコーディング用途に限定せず、エンジニア以外にもAIエージェントの利用を広げることを目指しています。将来的には、Berdの機能を共有ワークスペースである「Buzz」に統合する計画です。
- BlockがAIエージェントデスクトップアプリ「Berd」をApache 2.0ライセンスでオープンソース化した
- Berdは91人のコントリビューターが参加し、macOS/Windows/Linux向けに無料ビルドが提供される
- BerdはBlockが1月に発表したオープンソースエージェントフレームワーク「Goose」と連携する
- BerdはTauri 2とReact 19で構築され、ローカルファースト設計で会話履歴はユーザーデバイスに保存、テレメトリはデフォルト無効
- BlockはBerdを「デイリーAIワークサーフェス」と位置づけ、将来的に共有ワークスペース「Buzz」への統合を計画
BlockがAIエージェントワークスペース「Berd」をApache 2.0でオープンソース化したことは、同社がAIエージェント分野でのエコシステム構築を本格化させている証左です。特に、Gooseエージェントフレームワークとの連携やローカルファースト設計、プライバシー重視の姿勢は、エンタープライズ向けAIソフトウェア市場での差別化につながる可能性があります。オープンソース戦略によりコミュニティ拡大と標準化を狙う動きは、投資判断上注視に値します。