レム睡眠中は脳が内向きに「聴く」ようになる、EEG記録が示唆
Brain turns listening inward during REM sleep, EEG recordings suggest
スイスの研究者チームは、レム睡眠中に外部からの感覚情報処理が減少し、体内からの信号処理が維持または強化されることをEEG記録を用いて明らかにしました。この現象は、覚醒状態からレム睡眠への移行に伴い、脳が感覚情報処理を段階的に再編成することによって説明される可能性があります。研究では、聴覚刺激に対する神経応答が弱まる一方で、心拍信号の処理が強化されることが発見され、「オーディオ・カーディオ指数」が提唱されました。この指数は、意識の変性状態、特に昏睡状態や最小意識状態などの評価が困難な状況を区別するためのマーカーとして役立つ可能性があります。
- スイスの研究者チームが、レム睡眠中に外部感覚情報の処理が減少し体内からの信号(心拍など)処理が維持・強化されることをEEG記録で実証した
- 聴覚刺激への神経応答が弱まり心拍信号処理が強化されることを用いた「オーディオ・カーディオ指数」を提唱。意識障害(昏睡・最小意識状態)の評価マーカーとしての応用可能性を示した
本記事はレム睡眠中の脳の感覚情報処理再編成をEEGで示した基礎研究であり、医学的・学術的意義はあるものの、特定企業の製品や事業に直結する情報ではない。ただし、提唱された「オーディオ・カーディオ指数」が昏睡状態や最小意識状態などの意識障害の評価マーカーとなる可能性は、医療診断技術として商用化の余地があり、脳科学・神経診断分野のスタートアップや医療機器企業にとって潜在的な投資テーマとなり得る点は注目に値する。