Cloudflare、MCPトラフィックの検出と保護の新機能を発表
How Cloudflare detects MCP traffic and helps secure it
Cloudflareは、AIエージェントによるリソースアクセスが増加する中、Model Context Protocol (MCP) トラフィックを検出・保護するための新機能を発表しました。MCPは、AIエージェントがSaaS製品、内部アプリケーション、APIなどのツールを発見・利用するための共通手段を提供しますが、その柔軟性ゆえに、従来の人間中心のアクセス制御ではリスク管理が困難になっていました。新機能では、Cloudflare Oneを通じて、MCPトラフィックを識別し、生成しているユーザーとサーバーを可視化し、管理されたネットワークパス上での直接接続を制御します。これにより、管理者はエージェントが承認されたパスを使用しているか、あるいは迂回しているかを確認できます。具体的には、Cloudflare Gatewayがプロトコル信号を利用して、MCPサーバーへのアクセスが承認されたMCPポータル経由であるか、それとも迂回しているかを検出し、ポリシーを適用します。また、MCPトラフィックの検出には、MCP-Protocol-Versionヘッダーなどのプロトコル信号を活用し、従来のURLベースの検出よりも信頼性が高くなっています。さらに、MCPポータルは、管理者が承認したサーバーへのアクセスを一元管理し、アクセス制御、ツールカタログ、ログ記録を提供します。新しいトラフィックソースセレクタにより、MCPポータル経由のトラフィックと直接接続を区別してポリシーを適用することが可能になり、未承認のサーバーへのアクセスや承認済みサーバーの迂回をブロックできます。MCPポータルは、OAuthクライアントの事前登録や、プライベートネットワーク上のMCPサーバーへの接続もサポートするよう拡張されており、より広範なMCP利用シナリオに対応します。
- CloudflareがMCPトラフィックを検出・保護する新機能を発表。Cloudflare Oneを通じてMCPトラフィックの可視化と直接接続の制御が可能になった
- Cloudflare GatewayがMCP-Protocol-Versionヘッダーなどのプロトコル信号を利用して、MCPサーバーへのアクセスが承認されたMCPポータル経由か迂回かを検出しポリシーを適用する
- MCPポータルがOAuthクライアントの事前登録やプライベートネットワーク上のMCPサーバーへの接続をサポートするよう拡張された
AIエージェントの普及に伴い、MCPトラフィックの可視化とアクセス制御はセキュリティ市場の新たな成長領域となる。CloudflareがGatewayやMCPポータルを通じてエージェント通信の管理機能を拡充するのは、エージェント時代のセキュリティ基盤を先取りする動きであり、エンタープライズ向けセキュリティ製品ラインの競争力強化につながる。