動画生成モデルのためのデータセット構築ツールキット
Build awesome datasets for video generation
この記事では、動画生成モデルのファインチューニングに利用できるデータセットをコミュニティが容易に構築できるようにするためのツールキットについて解説しています。画像生成データセットのツールキットが確立されているのに対し、動画生成データセットのツールキットはまだ発展途上であるため、本ツールキットは小規模なユースケース向けにオープンソースのスクリプトを提供し、大規模ユースケースには video2dataset を活用します。動画生成はテキストプロンプトに基づいて行われ、制御性やフィルタリングのために、モーション、美的感覚、ウォーターマークの有無、NSFWコンテンツの有無といった質的側面が重要になります。本ツールキットは、Stable Video Diffusionなどの先行研究から着想を得ており、yt-dlp を使用して動画をダウンロードし、「Video to Scenes」スクリプトで長尺動画を短いクリップに分割します。さらに、ウォーターマーク検出(LAION-5B-WatermarkDetection)、美的スコア予測(improved-aesthetic-predictor)、NSFWコンテンツ検出(Falconsai/nsfw_image_detection)、モーションスコア予測(OpenCV)といったフィルタリング機能を提供します。また、Florence-2モデルを用いて、フレームに対するキャプション生成、詳細キャプション生成、OCRなどのタスクを実行し、多様なフィルタリングに活用します。例として、finetrainers/crush-smol-v0 データセットでは、Qwen2VLによるキャプションと、pwatermark 5.5 という厳しいフィルタリング条件を適用した結果、1493本の動画から47本が抽出されました。フィルタリングの有効性について、pwatermark はテキストやウォーターマーク検出に有効ですが、閾値の適用方法(全フレーム平均など)が重要であることが示唆されています。美的スコアについても、極端な閾値設定は有用なデータをフィルタリングしてしまう可能性があり、より低い閾値で不適切なコンテンツを除外する方が効果的であると考察されています。最終的に、これらのツールキットを用いて構築されたデータセットで CogVideoX-5B モデルをファインチューニングした例が示されています。
本記事は動画生成モデルのファインチューニング用データセットを構築するためのツールキットについて解説しており、特定の企業の発表や新製品リリース、資金調達など投資判断に直結する具体的な事象が含まれていない。技術的な解説に留まっており、現時点で投資家がアクションを起こす根拠となる material event は存在しない。